キスから始まるものがたり2(2020) | スクルージの徒然なるシネマ日記

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シネマ中心の不定期な日記です。
好きなジャンルはホラーとディズニーです。

Netflixでキスから始まるものがたり2を観ました。
これ、ついこないだ配信開始したばかりだったんですね。
ネタバレ無しです。

前作は、
エルはリー公認でノアと付き合う事になるが、
ノアは高校卒業後ハーバード大学に入学するためにボストンへ行ってしまう、
というところで終わりますが今作はその続きです。

エルはノアと遠距離恋愛をしていて、
リーは前作のキッシングブースでカップルになった
レイチェルとつきあっています。
が、エルとリーの友情は変わらず、
高校最後の年を目一杯楽しんでいます。




ある日エルはノアとのビデオチャット中、
ノアのボストンでの交友関係に、

クロエという女性の存在がある事を知ります。
それがエルはとても気になり不安が募っていきます。
ノアからはボストンの大学に進学するように勧められますが、
エルはどうすればいいか迷ってしまいます。
クロエの事も気になる上に、ボストンに行ってしまったら

リーとは同じ大学に進学できないからです。
ルール「2人は同じ学校に進学する」

一方リーの恋愛もあまりうまくいっていません。
リーの隣には常にエルの存在があり、
レイチェルはそれがどうにも辛いのです。

エルは誤解やすれ違いから、

ノアとの恋愛、リーとの友情、自身の進路など、
様々な事で大きく悩む事になります。
というストーリーです。




いやぁ、後半までレイチェルが可哀想すぎて
観ててムッカムカしてしまいました。
リーとレイチェルとの間には常にエルが居て、
デート中だろうが通学中だろうが

エルとリーはベッタリ内輪ネタで大盛り上がり。
レイチェルの居場所なんて元から無いみたいな扱いです。
健気なレイチェルは、そんな扱いに基本ずっと耐えつつも
たまに不満が表に出てしまうんですが、
信じられない事にエルの反応は
「何でレイチェル急に切れてんの?意味わかんない」
ですよ。
エルとリーが堅い友情で結ばれてるのはとても良い事なんですが、
それ位は気を遣えるだろう、と。



 

そもそも何かこの「大親友」の表現が

今作ちょっとやり過ぎじゃないかと思う所がチラホラありました。
例えばリーとダンスダンスレボリューションをプレイ後、
エルが自身の脇をリーに嗅がせて匂いチェックさせるシーンとか、
なんだかちょっと嫌な気分になりました。
まぁコメディ映画に何目くじら立ててるんだって話ですが。

あ、でも今作新キャラで登場するマルコはとても素敵なキャラでした。
マルコの醸し出す安心感と純粋さが心に染みました。
中でも、エルと一緒に出場した、

ダンスダンスレボリューション大会での彼は本当に頼もしく、
何度も見返したくなる程最高に盛り上がるシーンでした。


 

この映画は、悩んだり傷ついたりするティーンへの

大人や周りのフォローがとても良いです。
そうして本人たちも気づき、

不器用ながらも前へ進んでいく様を観る終盤は、
いつの間にか私も応援目線になり、

観終わった後は爽やかな気持ちになれました。

終わり方からしてまた続編出るだろうなって感じでしたが、
やっぱり「3」が2021年配信で決まっているようですね。
(もう既にできあがってるらしい!?)
勿論エル&リーコンビのその後も気になりますが、
次回作ではやっぱりマルコにも幸せになって欲しいです。