キスから始まるものがたり(2018) | スクルージの徒然なるシネマ日記

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シネマ中心の不定期な日記です。
好きなジャンルはホラーとディズニーです。

「キスから始まるものがたり」をNetflixで観ました。
ネタバレなしです。

母親同士が親友で、同じ日時、同じ病院で産まれた
エル(女)とリー(男)は何をするにもいつも一緒。

母親達同様、エルとリーも大親友です。

 


2人は小さい頃からお互いの友情を守るために、
いくつものルールを決めています。
(このルールの紹介演出がゾンビランドっぽくてニヤリ)


「喧嘩した時はアイスクリームを渡す。渡された方はそれで絶対に相手を許す」
「毎年の誕生日のお願い事は、エルとリー2人だけの秘密にする」
「相手の成功を喜ぶ」
「相手の親族に恋愛感情を持たない」
などなど。20個位あります。

エルとリーは今同じ学校に通う高校生で、
ダンスクラブ(部員はエルとリーだけ)に所属しています。
 

ちなみにリーには兄ノアがいて、これまた同じ高校の3年生。
超絶イケメンでムキムキ逆三角形、

アメフト部のエースで当然学校中の人気者です。

 


 

そんなノアはエルの事を普段からやたらと気に掛けていて、
所謂悪い虫がつかないように(主に腕力で)守ってくれてますが、
エルとしてはそれをウザったく思う事もあり、あえて反抗してみせたりします。

その頃、学校はチャリティイベントを計画していて、
クラブとして何か出し物をしなくてはならず、
エルとリーは色々考えた結果「キッシングブース」をすることにしました。

キッシングブースとは、男女それぞれ出場者が目隠しをし舞台に上がり、
観客は参加料を払ってその目隠しをした異性とキスする、というもの。



 

キッシングブースは大盛り上がりで大成功です。
成り行きでリーも目隠しをして出場し、参加してきた女性とキス。
リーとその女性はキス後も良い感じな雰囲気になり、
イチャイチャとどこかに行ってしまいます。
エルは最初それを複雑な表情で見守ってましたが、
大親友のカップル成立を祝福します。
ルール「相手の成功を喜ぶ」

その後更に色々あって、ひょんな事から
今度はエルが目隠しをして舞台に上がる事になりました。
どんな相手がキスをしてくるのだろうかとアタフタして待っていたら、
なんとキスをしてきたのは学校一の人気者、リーの兄ノアでした。


 

エルにとっては初キスということもあり、
今まで意識してなかったノアへの感情が溢れて抑えきれなくなり、
あっという間に恋に落ちてしまいます。
ノアも以前からエルが好きだったようで、ノアにとっても
今回のキッシングブースは思いがけずやってきた大チャンスだったようです。

ただ、エルとリーにはルールがあります。
「相手の親族に恋愛感情を持たない」

エルはリーとの友情を取るのか、ノアとの恋愛を取るのかで大きく悩み、、、
というストーリーです。




うーん、、、
自分はキュンキュンするには歳を取りすぎちゃったんでしょうか。
それとも自分にも娘がいるから親目線で小言っぽくなっちゃうんでしょうか。

兎にも角にもこのキッシングブースに絶句です。
アメリカの高校ではこんなこと普通にやってるんですかね???
日本では無いですよね???

最初「キッシングブース」と聞いて、
参加のカップル達が舞台の上で

順番に公開キスをする出し物なのかと思ってました。
それを見た観客が、「ヒュ~ヒュ~」と盛り上げ、
おひねりみたいな感じで募金するのかと。


ところが実際は、男女それぞれ出場者が目隠しして舞台に立ち、
観客達は大喜びで参加料を払い、
その目隠しした異性にキス(結構ディープなやつ)していくという
すごいやつでした。
一応観客は「並ぶ」という理性はかろうじて働いているようですが、
これよく高校が許可したな!とビックリです。

「大親友との絆は何物にも代えがたいキラキラした一生の宝物」
みたいなテーマが霞んでしまいました。

そういえば冒頭、エルとリーの「産まれてから現在に至るまで」を
ダンスダンスレボリューションのプレイを中心に
テンポ良く説明してくるあたりはとても面白かったです。



 

この作品、続編があるようです。
次は続編「キスから始まるものがたり2」を観てみようと思います。
何だかんだエル、リー、ノアのその後が気になっています。