今回は「ワンちゃんは梅雨が苦手」です。
一年で最も体調を崩しやすい時期
気温や気圧の変動が激しい季節の変わり目は、
人間も体調を崩しやすい時期ですが、
ワンちゃんも同様で、さまざまなトラブルが発生します。
梅雨から夏にかけての時期に体調を崩すことが多く、
この時期に初めて病気をもっていることがわかることも
少なくありません。
全身を毛で覆われているワンちゃんはもともと暑さに弱く、
日本の梅雨から夏の高温多湿な気候はとっても過ごしにくものです。
さらに、最近多いゲリラ豪雨や雷にみまわれることも多くなり、
ワンちゃんによっては、雨風や雷などの音や光などに
ストレスを感じ、体調不良や不安行動を起こすケースもあります。
次に、高温多湿な季節は皮膚トラブルも多くなる
高温多湿な季節は皮膚や被毛が不衛生になりやすく、
すぐに皮膚トラブルを起してしまいます。
中でも、ノミやダニ、毛玉、下毛のトラブルには注意が必要です。
◇ノミ・ダニによるトラブル
気温が高くなると、ノミやダニの活動が活発になり、
散歩の時などに寄生されやすくなります。
◇毛玉によるトラブル
毛玉ができると、通気性が悪くなって炎症が起きやすくなります。
さらに、そこをワンちゃんが気にして咬んだり、掻いたりすると、
炎症が悪化することもあります。
◇下毛によるトラブル
下毛をもつ犬種は、通常は換毛期に下毛が抜け落ちますが、
下毛が残っていると、その部分が暑さで蒸されて炎症が起きやすくなります。
また、体調調節がうまくできずに元気がなくなることもあります。
◇◆JKC Gazette参照◆◇