そんな中でもトライアル車とモトクロッサーの違いは、極端に大きいと思います
モトクロッサーは先ず激しいジャンプにも耐えられるような、ストロークが長く腰のあるサスペンション。
素早いピックアップの強力なエンジン
結果的に高いシート高、ステップの位置も普通である等、一般的に言われるオフ車に保安部品を付けないで、エンジンを強力にしたような感じを想像して貰うとほぼ予想に近いと思います
逆にトライアル車は同じようにオフロードの走行がメインでも、キャスター角(フロントフォークの角度)が立っている
ステップの位置が後退している
サスペンションは思いのほか柔らかい、シート高は低いけど、なんだコレ❓と思うぐらいシートが薄い 等など、全く違うジャンルのバイクであることは観た時点でも明らかです。
要はトライアル車と言うのは、立ったまま乗る(シートに座って乗る時は、セクションからセクションを移動する場合が殆ど)と言う乗り方を想定して作られています。
その点においても他の殆どのバイクとは違う乗り物なのですね…
個人的には燃料満タンでオイルも入っている状態で、75kgぐらいの車重に抑えられれば、排気量は90cc〜125cc辺りでも私レベルのトライアルごっこ(バランス感覚を磨き、身体の反応速度を上げる)なら、充分だとこの動画↑を観て思っています
そして競技志向(コンペティションユース)が強くなるほど、トライアル車特有のアクも強く明確になるので余計に取っつき難い印象も強くなるのです(苦笑)
そう言った意味では市販レーサーと普通のロードスポーツ車との違いに似たようなところがありますね!
市販レーサーは究極的な軽さとハイパワーのエンジン、強力なブレーキと高いコーナリングスピードを可能にするサスペンションセッティング、深くバンクさせても接地しないステップの位置になっているのです
全てはそのバイクを主に使う為の、目的に合わせた作り方がなされていると言うことですね。