どうしても別の項として今日の裡に書きたかったのです。
                              
今日放送された「新プロジェクトX」は小林宗作のトモエ学園の話で
あると知り、先程のブログも途中で書き止めしてしっかりと観たの
は、恐らく「リトミック」が取り上げられるだろうと思ったからである。
私も音楽学校の時に「リトミック」とやらを初めて知り、先生や教授
からオペラ課に進むように薦められたが私はその後リトミックの
勉強に進んだのだった。
ダルクローズリトミックをフランスで学んだ今の東京藝術大学音楽
課を卒業した小林宗作は数年間での音楽教師(音楽指導)に疑問
を持ちフランスに行き新渡戸稲造と知り合う事で、
     そのリトミックを学んで帰国した所から始まっていた。
多くの方がこの番組をご覧になったと思われますし、思いたいので
詳細は書きませんから、見てみたい方はNHKの見逃し配信や
過去の放送はオンデマンドで見られると思います。
かなり以前に「リトミック」の事は書いてあります。
やや勉強した辺りで知ったのは、その当時1990年頃はバブル時
代でもありピアノを習う子供やリトミックを習わせる親がとても多か
った。リトミックを取り入れている幼稚園は入園には中々の倍率だ
ったし、お稽古も定員オーバーが当たり前だった。
     此処に印刷の関係で無駄な行を入れますごめんなさい(≧▽≦)
 
当時は国立音楽大学リトミック課の板野平式と天野蝶式に大きく
分かれていた。他にも沢山の流派みたいな組織が増えていってい
た。私は板野式で板野平先生に直々に習った最後の生徒かも知
れない。「教師の為のリトミック」を通算6年受け、6年目に懐妊が
分かりその最後の歳の後半は聴講だけだったが終了証を頂けた。
そして第一子の息子が3歳になって直ぐに「子供の3歳児リトミッ
ク」に入会するために10時からの受付に始発の電車で駆け付け
たほどだった。そしてまだ1歳になりたての娘も同行していた。
恐らく隔週の日曜日だった気がする。
ですから娘は1歳では既にリトミックを体験し、二人とも3歳クラス・
4歳クラス・5歳クラスを終了しているので、娘は5年間習ったよう
なものである。
今日の映像に出ていた指導員がピアノを弾いてリズムを替えて、
その感じ方で踊ったり、音が止まると今回は魚だったが、
花になったり鳥になったりと同じ指導を受けていて懐かしく思えた。
二人で足を広げて座り、ボールを転がしながら
   フレーズ(節)を感じる為に歌うこともしていたなぁほっこりうーん音譜
私もこのダルクローズリトミックにはとても影響された一人である。
板野式も天野式も同じ趣旨では有るのだが、
天野式はどちらかというと感覚を教え込むように思えた。
板野式は毎回が驚きと納得とそして指導力の深さを感じていた。
最後の方にも小林宗作が言ったり大事にしていたことに
「子供の教育は20年後を見据えよ」と言う事。
私の今のカルチャーの仕事はもう31年を迎えた。つまり
 相棒も上野さんも31年間も続けてくれているという事なんです。
黒柳徹子さんも、この電車の小学校が楽しくて家に帰るより、
ここにずっと居たかった」とか「兎に角小学校に行きたくて仕方が
なかった」と言っておられましたが、相棒も上野さんもどうも
  同じ様な思いを私のお稽古に感じてくれている様だ。
私は俗に言う(一般的に想像する)発声練習は一度もしていない。
𠮟ることも一度もしていない。
どんなに大人数になっても誰一人取り残さないお稽古を続けて
来た。そして今や何も教えることの無い所まで到達したのだった。
稀に暗譜をするように言ったことはあるが、それは合唱コンクール
に出場したいという受講生の声が上がって、その為にはどうしても
暗譜が必要だったのです。しかし、暗譜の得意な人とどうしてもで
きない人が当然出て来るのである。ですから、暗譜が出来た人を
後ろの列に並んでもらい、後ろから聞こえる声や
  私も指揮をしながら大きく口を開けて知らせたものだった。
指揮をする時は私は譜面台を使い楽譜を置きます。
概ね暗譜はしますが、誰かが違って歌うとつい怪し気に思えて
自分の暗譜が不安になるので、
     此処にも印刷の関係で無駄な行を入れますごめんなさい(≧▽≦)
 
     それでは皆さんが更に不安になるからである。
その為の歌詞や私の譜面の表紙は何時も上野か津栄さんが
PCを駆使して作ってくれていた。
色々な場面で、其々の人が得意分野を存分に発揮できるように
毎回お稽古は頭をフル回転させていた。
読売カルチャーに替わってから知り合う受講生を見ると、
矢張り教えるべきことが沢山あると思うのだが、
 今更~~~ってある意味ほっておいてある。どうしてかびっくりマークはてなマーク
私の伴奏ピアノの音色や演奏法もその一つであるし、長い受講生
の歌い方に新しい方が引きつられて行くのが不思議です。
あぁ~~やっぱり!?あんなに当初は色々な事を言われたが、
      こうして平均年齢が90歳になろうとする私の受講生。
相棒は94歳半の安藤和子さんです。
今迄写真は何度も添付しましたが、名前を公表して来てはいませ
んでした。このところ随分休んでしまっていた彼女から電話が入り
安心しましたし、悪い事を何もしていないし誇れることが沢山ある
彼女の名前を公表しても恐らくプライバシー無視にはならないと
先程の電話で確信できたので7年目に公表しました。
私はこの安藤和子さんと上野か津栄さん(間も無く90歳)の
大きなお力とお優しさに支えれられてここまで来られた恩人です。
これは一朝一夕には身に付きませんよね。
皆さんが口にするのは「楽しいもん」と「間違っても怒られないもん」
です。音がかなり狂っていても出だしを間違えても、一切注意は
しません。「それだけ大きな声で間違ったという事は、それだけ
真剣に歌っている証拠です。失敗を恐れるなら小声になります」と
よく言ったものです。
私は結局学歴を追い求めず、感性というリトミックを今も追い求め
て、次から次へとお入りになる方の良さと勘違いを見つけ出し、
当然老化していく様子も拝見しながら、そういう超高齢者には
どう寄り添えばそういう方にも楽しんで、
   生き甲斐として通い続けてくれるか?を常に考えています。
正確に言うと、考えてはいません。感じた様に動きます。
自分の家族よりもお付き合いが長くなった多くの受講生。
私より20~30歳も上の方々を30余年も一緒にいたのですもの
家族以上のお付き合いになりました。
こうした超高齢者の多くは一人暮らしになり、今更新しいコミュニテ
ィ活動や友達つくりは面倒ですし、実際できない訳で、長いお付き
合いの方々と週1~7回も通って来てくれている方々を拝見すると
私のリトミックを取り入れた指導法は正しかったと再確認し、
先生冥利に尽きるのです。
因みにリトミックでは、先生ではなく、指導員と言います。
教え込むのではなく、感じたままを表現するように導くのです。
    此処にも印刷の関係で無駄な行を入れますごめんなさい(≧▽≦)
 
「沢山息を吸って、大きく口を開けて、大きな声て歌いなさい!」
なんてとんでもありません。
「歌う前に『歌わなきゃっ!』って沢山息を吸いこむことはしなくて
良いですよ。苦しくなったらどこででも好きなだけ吸って下さい」と
ずっと言って来ています。
私が話しているのに、勝手なお喋りをしていても怒りません。
私の話に興味を示さないのは話し方や話の内容を大事に感じてく
れないという私の責任だと思うからです。どうしたらそういう人の気
を引くことが出来る話し方が出来るか?を自問自答していました。
時には夢中になって話しているその中に入って(そういう声って物凄く聞こえて来るのです)「それってどういう話?」と私が興味を
示すと堰を切ったように話します。そしてそこで対処しましたね。
 
因みに手放した初台のお稽古室の名前は
「更科寿子 ヴォイスリトミック」でした。
そしてここが「寿子 ピアノ音楽教室」そして全ての音楽活動の
総称が「音楽教室 ルーエンデ ゼーレ」心の支えと言うドイツ語。
今はカルチャーの仕事とPCでの仕事がメインになってしまったの
は、世の中の動向も大きく影響し、またこの歳になってまで、
あの音大に入りたいと思うような若者を一から教える気にはならな
いのです。【ヴォイスセラピスト】として高齢講師は活躍したいと
  考えておりますので、宜しくお願い致します。

  

 

 仕事の前にヨドバシカメラ錦糸町店に寄りました。

矢張り日本製の冷凍庫が有りましたし私の使っているAQUAの

冷凍庫も種類が増えていました。今の状況を平日に

   修理センターに問い合わせられそうで安心しました。

 

 

 

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