眼帯も間も無く外せそうです。
眼鏡をかけず、帽子も被らずに街を歩くとやはり紐やゴムのない眼帯は不思議な眼で見られる事が分かったので、久し振りに帽子マエスト山口巌さんの夏の帽子を被りました。山口巌さんは帽子職人で皇后さまの帽子のデザイナーでもあります。雅子さまの帽子もお作りになっているようです。もう一人の有名帽子職人は平田暁夫さん。小皿帽子をデザインされた方です。(今年3月に亡くなられた)
下からの写真なので帽子の良さが余り伝わらないかも知れませんが、この写真は珍しく片眼の私を職場で写しました
冬用の巌さん帽子も気に入って沢山集めました のでCDのジャケットにもしてあります。
やはりとても高額な品で私は10回のローンで毎回買う位です。
この高級パナバ帽は帽子で水がすくえるという程の細かさで、被ると風が頭にそよぐのです。
職人技の帽子には紐やゴムはありませんが、かなり強い風でも飛ばされません。
レザーの帽子の一つに、しっかりと被った上から同じレザーをあしらったピンを帽子の外から内へ差し、髪を止めてもう一度、ピンで縫うように外に出すデザインがあります。これは絶対に風に飛ばされないし、帰宅するまで被りっぱなしになります。
元々は偶然手にした帽子
売り子さんが「こういう高価な帽子はつばが目の前に来る位に深く被るものなんです」と言って、私の頭に深く被せてくれたのがきっかけです。それまでは自分は帽子なんて似合わないと決め込んで決め込んでいましたが、鏡を見て
俗に言う<一目惚れ〉
鍔を深く被る=前をしっかりと向いて歩く という事になります。猫背では歩けません。確か53歳の時だったと思う。
大柄な私は常に大きく見せない姿勢を意識していた。
若い頃の水商売でお姉さん(先輩の女性)に「お前はでかいことをもっと意識すべきだお客様を圧倒させてはダメだ」と怒鳴られたことや電車の中で黙って立っていても「でっけい女だなぁ鬱陶しい」と小突かれたりもしていたし、職場でも小柄な上司からのいじめも受けていた。
はっっと気が付いた
「私、何も悪い事はしていないなのに何で 『すいません。恐縮です』 みたいに言動しているんだろう」
53歳ともなれば会社でもトップの座になる年齢だ
よーし私も偉そうに振る舞うぞ と決めた瞬間だった
偉そうに振る舞うのは簡単ではない。威張り散らしてもだめなのは当たり前
先ず自分の内面から意識せねば と思っていた時期だったので、この帽子はもってこいだった
高額な帽子には高額なコートが必要不可欠。やはりローンで買った
出で立ちに相応しい自分をつくることからが始まり。
言葉使いや視線、間違ってもゴミをポイ捨てなどしない。人を突き蹴飛ばしながら先を急がない。など当たり前の動作になる。
そしてそして・・。こういう出で立ちで歩いたり電車に乗ると「失礼ですが・・・どちら様ですか?」と何度も声を掛けられた。
つまり、視線が増える👀 そういう状況に恥じない自分をつくる
高価な帽子は、高価な自分をつくりだしてくれている。
帽子の写真もいくつも乗せようと思いましたが📷 自慢になるだけなので、私にしては不似合いな 謙遜 で~~~~~~~す。
帽子は被り方で何方にも似合いますよ 是非お試しあれ