今回の記事では開催500日を切った、来年の2027ラグビーワールドカップに出場する国と上位チームの解説をしたいと思います。

 

 

 

 

出場国

今回のワールドカップは前回までとは違い、出場国が24カ国、6プール、つまり1プールに4カ国となります。前回までのワールドカップでは出場国は20カ国で、4プール、つまり1プールに5カ国でした。

 

プールA:

  • ニュージーランド
  • オーストラリア
  • チリ
  • 香港
プールB:
  • 南アフリカ
  • イタリア
  • ジョージア
  • ルーマニア
プールC:
  • アルゼンチン
  • フィジー
  • スペイン
  • カナダ
プールD:
  • アイルランド
  • スコットランド
  • ウルグアイ
  • ポルトガル
プールE:
  • フランス
  • 日本
  • アメリカ
  • サモア
プールF:
  • イングランド
  • ウェールズ
  • トンガ
  • ジンバブエ
香港は今大会がワールドカップ初出場となります。また、ジンバブエは36年ぶりのワールドカップ出場です。
 

 

上位チームの特徴解説

次に各プールの上位2カ国の特徴を解説したいと思います。

 

まずはニュージーランドです。通称オールブラックスとして知られているニュージーランド代表は長年に渡って絶対王者として君臨してきました。ここ数年は全盛期ほど圧倒的ではないですが、外に展開するアタッキングラグビーでディフェンスを崩すのが特徴です。

 

次にオーストラリアです。オールブラックスとライバル関係にあり、長年トップを争ってきました。前回大会では初めてのグループステージ敗退を経験しましたが、昨年には南アフリカ代表相手に勝利をあげ、実力をつけてきています。FWとBKのコンビネーションからうまれる縦と横へのアタックでディフェンスを崩すエキサイティングなラグビーが特徴です。

 

次に紹介するのは南アフリカです。スプリングボクスとして知られる南ア代表は今2大会連続で優勝中で、世界ランキング1位です。ワールドカップで連続優勝したことがある国は2011〜2015年の全盛期のニュージーランドしかありません。3大会連続優勝は今までに例がなく、もし今回南アが優勝すれば史上最強チームとして歴史に残るでしょう。FW、BKともに力強く、縦への突進力が特徴です。また、キックを起点としたゲームメイクがとても上手いです。

 

次はイタリア代表です。ここ数年のイタリア代表は勢いにのっており、昨年は南アフリカ代表相手に善戦しました。スクラムが強く、DFではブレイクダウンへ高いプレッシャーをかけ、BKにも世界的な選手が多く、安定の強さがあります。

 

次はアルゼンチン代表です。フィジカルの強さや馬力があり、勢いに乗ると止めるのがとても難しいチームです。BKも力強く、また速いため、ニュージーランドなどの超強豪国もとても苦戦しています。昔と比べて安定しているので、主導権を握らせると崩すのが難しいチームです。

 

次はフィジー代表です。個々の身体能力が飛び抜けていて、スピード、馬力、パワー全てにおいて圧倒的な力を持っています。BKもFWのように強く、このチームはハイライト製造機と言えるでしょう。

 

次はアイルランド代表です。このチームはキックを多用し、低リスクのラグビーをします。FW、BKともに複雑な自分の任務を果たし、戦術の完成度は世界一と言えるでしょう。しかし、アイルランド代表はワールドカップでベスト8を突破したことがなく、天敵は準々決勝とも言われるほどです。しかし、実力は毎大会トップ争いをできるレベルがあるので、今回も注目です。

 

次はスコットランド代表です。このチームはキックも多く蹴りますが、フェーズを重ねての得点がとても上手いです。FWでDFラインに隙をつくり、BKが10番のフィンラッセル選手を起点にトライを取り切ります。

 

次はフランス代表です。このチームはアンストラクチャーを意図的につくり出し、力のあるFWとスピードのあるBKでトライを取り切ります。様々なキックを9番のアントンデュポン、10番のロマンヌタマックまたはマチュージャリベール、15番のトマラモスが蹴り、足の速いルイビエルビアレがプレッシャーをかけます。オフロードも多く使い、アンストラクチャーを上手く使った戦術です。

 

次は日本代表です。チームの目標として超速ラグビーを掲げており、どの国よりも個々のワークレートと細部へのこだわりが強みです。数シーズン前に監督がエディジョーンズに変わり、世界相手に苦戦することもありましたが、段々とチームの方向性とまとまりができてきていると感じます。

 

次はイングランド代表です。とにかく戦術の中にキックが多いのがイングランドの特徴と言えるでしょう。またスクラムやラインアウトも安定しており、FWの強さが際立ちます。DFでも常に高いプレッシャーをかけ続けます。

 

最後はウェールズです。ここ数年のウェールズは暗黒期と言えるほど苦戦していました。しかし、昨年のシックスネーションズではアイルランドとスコットランド相手に善戦し、イタリア代表に勝利するなど、チームとしてのストラクチャーが機能し出しているように感じます。速いクリーンアウトとゲインラインを切ることを重視しています。

 

今回のワールドカップは前回よりもチーム数が多く、様々なドラマが生まれるでしょう。また、今のラグビーは史上最高のトライ数が記録されていて、ワールドカップがより楽しくなると思います。