ちょうど梅屋敷のランダムウォーカーさんで、リバランス時期についての記事が書かれていました。
うむ。タイムリー。
わたくし、きしちさん。バリュー平均法導入にむけてバックテストを繰り返しておりまして、
『そもそもバリュー平均法の"3か月ごとに購入"ってなんやねん!
根拠意味不明じゃ!アホンダラ!
ドルコスト平均法のリバランスも含めて、
自分でバックテストかけて全部おさらいしたるわ!ガハハ!』とか息巻いている最中でした。
で、触発されて、グラフ作っちゃいました(てへぺろ)
前提条件
・先進国株式 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし) 運用会社:日興
・先進国債券 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)1年決算型 運用会社:日興
・国内債券 DCインデックスファンド日本債券(1年決算型) 運用会社:日興
・先進国株式・債券バランスF DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし)
DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)を50:50で毎月末にリバランスしたと仮定する仮想ファンド
バックテスト期間
2002/1/31~2014/10/31
初期投資 300万円
毎月積立 1万円
では、グラフ4連発どうぞ。
(※ DA法=ドルコスト平均法 VA法=バリュー平均法)
(※2 コピペに失敗してリターンが%表示じゃない…)
(※3 売買にかかる税金等各種コストは無視)




……いや、バリュー平均法導入に向けて作っていたデータだったので、
リバランス比較というより、ドルコスト平均法vsバリュー平均法なんですが……
えっと、グラフの特徴をいくつか解説しましょうかね
1.毎月~3か月リバランスはやっぱりダメっぽい あ、隔月リバランス、3か月リバランスのグラフデータの意味を先に解説しますね。
隔月-1月のデータは、1・3・5・7・9・11月にリバランス。
隔月-2月のデータは、2・4・6・8・10・12月にリバランス。
3か月-1月のデータは、1・4・7・10月にリバランス。
3か月-2月のデータは、2・5・8・11月にリバランス。
3か月-3月のデータは、3・6・9・12月にリバランス。
で、毎月リバランス、隔月リバランスは論外。
3か月リバランスからそんなに悪くないデータになってきてますが、リバランスごとの売買コストがここから引かれるので、たぶん6か月のほうがマシ。
12か月リバランスともなると、平均リターンは高いけど成績のいい月と悪い月の差がかなり出ている。
2.12か月リバランスで、7・8月のリターンが落ち込んでいる理由 元データを見れば一発でわかるんですが、サブプライムショックでの底値買いに失敗しているのがこの2つの月なんです。
他の年はだいたいどの月のリバランスも勝ったり負けたりなんですが、暴騰を拾い損ねた皺寄せが最後まで響いてます。
逆に言えば、暴落時に多少なり仕込めているならば、あとはリバランスの月別アノマリーなんて誤差ってことです。
リバランスの話、ここでおしまい。
次、バリュー平均法のお話
3.バリュー平均法も3か月は無視していい可能性 もうちょっと投資手法を検討しますが(すでに、形はできているけどまだバックテストしていない)、
これからはドルコスト平均法じゃなくてバリュー平均法! と息巻くのではなく、
普段はドルコスト平均法で、リバランス時期にバリュー平均法の概念を持ってくるほうが、
ほったらかし投資もしやすいしリターンを上げやすいと思われます。
4.バリュー平均法の待機資金はキャッシュ(無リスク資産)じゃなくてもいい可能性 待機資金を国内債券で運用するより、海外債券で運用した方がはるかに良い効果が出ていた…なぜじゃ…
理由1.リターンが高かった。 →元も子もない結論だけど真実。バックテスト期間の平均リターンが
国内債券 1.27% 先進国債券 4.60%
待機資金はより高いリターンで運用できた方がいい
理由2.ハイリスク資産よりもリスクが低いことが重要 →ハイリスク資産暴落時にカウンターを仕掛けることが待機資金の役割なので
先進国株式に対するカウンターアセットとして、先進国債券は十分役割を果たしていた。
5.バリュー平均法のリスク資産はハイリスクであらねばならないバックテスト期間の平均リターンが
先進国株式 4.11% 先進国株式・先進国債券バランスF 4.70%
リターンがバランスファンドのほうが高いのに、ドルコスト平均法でもバリュー平均法でも成績が悪かった…なぜじゃ…
→リバランスやバリュー購入には逆張り要素が強いので、リスク高いほうが有利。 特にバリュー平均法は暴落暴騰大好き投資法なので、リスク低い資産はしね。待機資金として運用してくれる。
しかしこうして見ると、バランスファンドって面白いな。
債券・株式インデックスとはまた違うリスクリターン特性を持っているわけだから、毎月リバランスをしない限り、個別インデックスを持っていても故意にポートフォリオに組み込むことで運用方法の改善につながるんじゃないだろうか。
これもバックテストしてみなくては(使命感)