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きしちさんのチラ裏(なおすぐ飽きる模様

サラリーマン 兼 インデックス投資家 兼 下戸アル中 兼 旅行家 兼…まぁ、そんなアレ

更新が遅くなりました。
先週は色々とありまして、ええ、色々と。

さて、原油もバリバリ下げ、リスクオフで円高が発生し、かと思えばECBの金融緩和発表。
先月は大荒れでしたね。



前回、2015/2/1の状況はこんなんでした。

そして、今回、2015/2/1(一週間更新が遅れたので、データ上は間違いありません)の状況がこんな感じです。

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続いて、現在のきしちさんのポートフォリオ。

<国内株式>
 スパークス・M&S・ジャパン・ファンド
 EXE-i グローバル中小株式ファンド(10%)

<国内債券>
 なし

<先進国株式>
 EXE-i グローバル中小株式ファンド(80%)

<先進国債券>
 なし

<新興国株式>
 新興国中小型株ファンド
 国内ETF 1575(中国)
 国内ETF 1549(インド)
 EXE-i グローバル中小株式ファンド(10%)

<新興国債券>
 エマージング・ソブリン・オープン(資産成長型)
 エマージング・ソブリン・オープン・為替ヘッジ(資産成長型)
 

<フロンティア株式>
 国内ETF 1583

<国内短期債券>
 大和證券 MRF
 預金

<積立ファンド>
 なし



今月までのキーポイント
・ファンドを大幅に整理してスッキリ
・リスクオン・オフの判定のため、金価格のウォッチは継続

今後の見通し
・たまっていた短期債券・現金クラスの使い道を決定
・おかげでバカみたいにリスク上昇
投資家は金にどんな効果を期待するのか


インフレのヘッジか、デフォルトリスクのヘッジか、金融危機のカウンターか
あなたは金を買うことで、何を期待しますか?


ところで、ここに1980年~2014年のとあるリターン推移を用意しました。
ご覧ください↓


35年間の最終リターンは ダウ平均:969% A:18% B:1201%
ダウ平均に対する相関係数は A:0.23 B:0.46

相関係数の良好なAか、最終リターンの高いBか
AとB、あなたはどちらに投資したいですか?






Aはお察しの通り、金です。
Bは米国国債20年超指数インデックスです。



金の長所
株式の暴落に対して逆相関を示す
→超長期債券インデックスならば、同様に強い逆相関を示す

金の短所
長期金利分だけ債券に負ける
→超長期債券インデックスならば、より大きく金利を得られる





金と超長期債券、あなたはどちらに投資したいですか?





僕は超長期債券!






うわぁ…なにこれ……

デフォルトリスクヘッジを除いて、金投資のメリット論破しちゃったんじゃない?


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金投資に対するきしちさんの個人的結論

金の逆相関性に期待するなら、超長期債券インデックス買っておけ
米国債のデフォルトリスクが怖いなら、資本主義壊滅するから北斗神拳を習っておけ






※おまけ

先進国・超長期債券インデックス → 存在未確認。
米国国債20年超指数インデックス → ブラックロックがETF組成。ティッカーコードTLT 海外ETFとして買付可能
ユーロ債20年超指数インデックス → バンガードが投資信託組成。買い付けは国内からは難しいようです




※おまけ2

こんなん見つけました
ティッカーコードTMF  Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF
組成されてまだ5年程度らしいですが TLT(米国国債20年超指数インデックス)と比較すると



この5年間の、ダウとの相関係数 TLT:-0.01 TMF:-0.37


おいなんだこのバケモノETF
もうこいつ一人でいいんじゃないか
(レバレッジ3倍の意味はよく理解しておくこと)
金は投資ではなく投機向き?


※ 過去30年のデータ
  ただし、新興国債券は20年 シンガポールは15年 ギリシャは10年





前回の記事にもあげた↑の図ですが、今度は債券ではなく通貨で比較してみます





※ 過去30年のデータ


債券と比較した時と違って、また別の世界が見えてきますね。




金のリターンの低さの要因
債券ではなく通貨
長期金利-短期金利だけ債券に劣後?
債券と違って格付けがない(常にAAA+?)


金が先進国債券と比較してリターンが2~5%劣後しているのは、長期金利分だと考えます。
現に通貨だけで比較すれば、通貨価値が上昇しているのは
金(ゼロ金利通貨)>低金利・先進国通貨>高金利・先進国通貨>新興国通貨
という並びになっていますね。

捕捉になりますが、新興国通貨が長期的には通貨安となっているのに、新興国債券は長期的に高いリターンを出しています。
長期金利=将来の通貨安 で本来はリターンが打ち消しあうはずですが、
債券の信用格付け上昇余地があったため、格付け上昇に伴う価格上昇で超過リターンをたたき出したものと考えます。



金のリスクの高さ
単一国通貨とみなすリスク
市場流通量が小さいことへのリスク


単一国通貨とみなせば、市場流通量の観点から新興国通貨と同等のリスク(ボラティリティ)を持っていると考えられます。



結局、金を買うということは?
レバレッジ1倍の、金という通貨を買う行為だと考えます。
つまるところ為替取引のためゼロサムゲームに突入しますが、金はゼロ金利通貨なので長期的に見れば金利分だけこちらの通貨が下落して金が値上がりします。

ただし、債券と比較すると明らかにリターンで劣後するため、長期保有には金より債券のほうが向いています。

金融危機での株価暴落におけるカウンターアセットとしては優秀なので、分散投資の効果はありますが、長期保有する資産ではないでしょう。




次回の記事で、金投資に対する考えをまとめてみます
金投資を辞めた理由

無国籍通貨ではあるが、ある意味で単一通貨
欧米では、日本円以上に安全資産としての認識が高い
コモディティとしての需要


上記3点が重なり複雑なリスクを背負っていることから、一度状況を整理するために全売却しました。


・金を通貨とみなした場合、リスクが高すぎる
 各種債券のリスク・リターンを表にまとめてみました


※ 過去30年のデータ
  ただし、新興国債券は20年 シンガポールは15年 ギリシャは10年


同一リスク上で見ると、金は新興国債券にリターンで年率10%も劣後しています
またリターンだけを見れば、この中で最も低いリターンです。ギリシャ債券にすら劣ります。

このように過大なリスクを負ってしまう原因を素人考えで挙げてみると、

1.通貨としての性質が単一国に近いので、複数国で構成された債券指数にリスク・リターン特性として劣後する
2.供給量が少ないため、買い占め等で需給バランスが崩れやすい


ということが挙げられるんじゃないでしょうか





・安全資産としての認識が高いために、景気動向でリスク(ブレ幅)が生じる
 円も海外からすれば安全資産とされていますが、実際のところどうなのか。
 米国版Yahooで、日本円・金・ダウのチャート比較を行いました



赤:金 青:日本円 緑:ダウ

きしちさんの個人的観点からすると、金には以下の特徴があるように感じられました
・株式市場が売られると、金も日本円も買われやすい
・上記の上昇率が、日本円よりも大きい場合が多い
・かと思うと、株式市場と同時に売られるパターンもある
・景気回復局面では、株式とともに値上がり
・株式がある程度上昇すると、暴落する



なんだこれ。わけわからん。と思ったりもしますが。
一応いま自分の考えでは下の通りで落ち着いています

安全資産≠リスクが低い
 →株価暴落時には強く買われる(上振れリスクが高い)
 →株価成熟期には強く売られる(下振れリスクが高い)

コモディティ需要がある
 →景気回復期に、ほかのコモディティの価格上昇につられて上がる



株価暴落の際のお守りにはなるんですが、
平時は利息を生まないので債券に劣後し、
成熟期にはむしろ下落してデッドウェイトになりかねない。
かなり扱いの難しい資産クラスと考えます。
昨年末において、持っていた金ETFを全売却しました。
バリュー平均法の導入にあたって、金投資の扱いに困ったからなのですが、
まず金投資をなぜ始めたのか、なぜ辞めたのか、運用方法の整理として備忘録に残します。



金投資を始めた理由

金は国や地域を問わず、普遍的に財産としての価値が認められている(無国籍通貨)
金は利子を生まない(ゼロ金利通貨)
地球上に存在する金は有限(インフレしない)


上記3点を前提条件とし、金を通貨とみなして投資するならば、長期投資の際には下図のような効果が得られるのではないかと考えました。








金投資を始めたのが、ちょうど米国の金融緩和が始まったあたりという影響もありますが、
各国が国債発行によって自国通貨ジャブジャブ印刷をやめない限り、相対的に金価格は上昇していくものと考えたのです。




またサブプライムショックにおいては、先進国債券よりも金のほうがポートフォリオのクッションとして、役割を果たしていました。

myindexさんの資産配分ツールを見てみればわかりますが、当時の価格下落率は 金>先進国債券≧新興国債券 です。
この点から、金融危機におけるカウンターアセットとして有効なのではないかと考え、投資に至りました
バリュー平均法の導入にあたって色々と売買をしていたら、
ちょうど逆オイルショックとぶつかってしまいまして
逆に安値でたくさんフロンティア国を買い付けられておいしい昨年末でした。



さて、前回、2014/12/1の状況はこんなんでした。

そして、今回、2015/1/1の状況がこんな感じです。

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次に2014年のトータル相場変動です

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続いて、現在のきしちさんのポートフォリオ。

<国内株式>
 スパークス・M&S・ジャパン・ファンド
 EXE-i グローバル中小株式ファンド(10%)

<国内債券>
 なし

<先進国株式>
 国内ETF 1550
 EXE-i グローバル中小株式ファンド(80%)

<先進国債券>
 なし

<新興国株式>
 国内ETF 1582(新興国全体)
 国内ETF 1548(中国)
 国内ETF 1575(中国)
 国内ETF 1549(インド)
 新興国中小型株ファンド
 EXE-i グローバル中小株式ファンド(10%)

<新興国債券>
 エマージング・ソブリン・オープン(資産成長型)

<フロンティア株式>
 国内ETF 1583

<金>
 なし → 今後ポートフォリオから除外

<国内短期債券>
 大和證券 MRF
 預金

<マーケットタイミング>
 なし → 今後ポートフォリオから除外

<積立ファンド>
 EXE-i グローバル中小株式ファンド



今月までのキーポイント
・リバランスを再度実施
・昨月記事にしたとおり、1年ごとのリバランスを12~1月に行うのが最も効率が良いというアノマリーを受けて
・新興国債券クラスをemaxis→エマージング・ソブリンに変更。後日改めて釈明
・金を逆オイルショック中に全売却。後日改めて釈明
・バリュー平均法の導入に伴い、マーケットタイミング投資を放棄。後日改めて釈明
・売却に伴ってたくさん納税してしまいました


今後の見通し
・バリュー平均法を導入
・これに伴い、ポートフォリオを大型改造中
・小型株を中心とした各国の内需ポートフォリオになる予定
・バリュー平均法導入に伴って記事にしたいことが5つぐらいたまっているので早めに投稿予定
昨日に引き続き、バリュー平均法の運用について検討します。

昨日の記事ではバリュー平均法の運用資産に求められる特性を検討しましたが、
今回は、バリュー平均法を多少いじった場合にどんな変化が出るか、応用運用について検討してみます。


前提条件
・先進国株式
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし) 運用会社:日興
 年率リターン 4.11% リスク 26.15%
・先進国債券
 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)1年決算型 運用会社:日興
 年率リターン 4.60% リスク 10.75%
・先進国株式・債券バランスF
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし)
 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)を50:50で毎月末にリバランスする仮想ファンド  
 年率リターン 4.70% リスク 17.46%


バックテスト期間
2002/1/31~2014/10/31

 初期投資 300万円
 毎月積立  1万円


(※ VA法=バリュー平均法)
(※2 コピペに失敗してリターンが%表示じゃない…)
(※3 売買にかかる税金等各種コストは無視)






今回検討するのは
RS・VA法(リスクステップ・バリュー平均法)

 リスクステップとは、私が勝手に提唱する語です。
 ざっくり例を挙げると

・ポートフォリオ内資産 
【ファンドA(リスク20%)】【ファンドB(リスク15%)】【ファンドC(リスク10%)】【ファンドD(リスク5%)】

↓相場下落

バリュー購入【ファンドA・B・C】 売却【ファンドD】

↓相場下落

バリュー購入【ファンドA・B】 売却【ファンドC】

↓相場下落

バリュー購入【ファンドA】 売却【ファンドB】

↓相場上昇

バリュー売却【ファンドA】 購入【ファンドB】

↓相場上昇

バリュー売却【ファンドA・B】 購入【ファンドC】

↓相場上昇

バリュー売却【ファンドA・B・C】 購入【ファンドD】



 任意の時点で手持ちの最もリスクの低い資産を待機資金とみなし、それよりリスクの高い資産にバリュー平均法をしかける運用方法です。
 下落のたびにポートフォリオがハイリスク化し、上昇のたびにポートフォリオはローリスク化していきます。
 めちゃめちゃ攻撃的です。
 ではこれを実際にバックテストかけてみると。





 はい、運用効率は上昇しました。

 運用効率が上昇したポイントは2点あると考えます。
 ①これまで待機資金とみなしていた資産内でもバリュー平均法を仕掛けることで、中程度の騰落相場において待機資産の運用効率が上昇
 ②相場暴落時はバランスファンドとして価格下落、相場暴騰時には株式ファンドとして価格上昇するため、結果的に下落に鈍く上昇に強い運用になった。



 バックテストはあくまでバックテストです。
 例えばサブプライム級の暴落が2年連続で起きるなどの事態になったら、このRS・VA法は壊滅的な打撃を受けます。あのレベルの信用収縮を2年連続発生させるだけの体力が、資本主義市場にあるかどうかというのは疑問ですが。それに、そんな事態になったらRS・VA法とか関係なしにすべての投資家が瀕死になりますか。

 とりあえず、複数のリスク資産を順にバリュー平均法に絡めとる、RS・VA法。
 バリュー平均法を検討している人には、より運用効率を高める手段として一考の価値があると言えるのではないでしょうかね。
先日はリバランスの話が中心になっていたので(中心にしたかったので)、今回はバリュー平均法の話をします。

①バリュー平均法のリスク資産は、どんな特性を持っていればいいか
②バリュー平均法の待機資産は、どんな特性を持っていればいいか


今回もグラフからいくつか確認していきます。

前提条件
・先進国株式
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし) 運用会社:日興
 年率リターン 4.11% リスク 26.15%
・先進国債券
 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)1年決算型 運用会社:日興
 年率リターン 4.60% リスク 10.75%
・国内債券
 DCインデックスファンド日本債券(1年決算型) 運用会社:日興
 年率リターン 1.27% リスク 1.27%
・先進国株式・債券バランスF
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし)
 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)を50:50で毎月末にリバランスする仮想ファンド  
 年率リターン 4.70% リスク 17.46%


バックテスト期間
2002/1/31~2014/10/31

 初期投資 300万円
 毎月積立  1万円


(※ DA法=ドルコスト平均法 VA法=バリュー平均法)
(※2 コピペに失敗してリターンが%表示じゃない…)
(※3 売買にかかる税金等各種コストは無視)








詳細は前提条件にて先述したが、
リターンは バランスF>先進国債券>先進国株式
リスクは 先進国株式>バランスF>先進国債券
の順で高かったことに留意。


前回書いた記事と比較すると、下記のようにきしちさんとしてはまとめられる。


①バリュー平均法のリスク資産は、どんな特性を持っていればいいか
→暴落後に反発が期待できること>リスクが高いこと>リターンが高いこと

 暴落後に反発が期待できることは、あえて書かなくてもわかる最低条件。
 同一のリターンが期待されるなら、よりリスクが高いほうが運用効率が上がる。


②バリュー平均法の待機資産は、どんな特性を持っていればいいか
→リスク資産よりリスクが低いこと>リターンが高いこと>リスクが低いこと

 リスク資産よりリスクが低いこともまた、あえて書かなくてもわかる最低条件。
 同一のリターンが期待されるなら、よりリスクが低いほうが運用効率が上がる。



→つまり、どういうことだってばよ?
 バリュー平均法のリターン源泉はリスク管理にある。

 ハイリスク資産とローリスク資産の組み合わせがバリュー平均法のキモになる。
 個々の金融商品の年率リターンが高い≠最終運用リターンが高い
 リターンが高いことも大事だが、それ以上に金融商品ごとのリスクや相関係数を把握しておくことが大事になる。



ところで、2番目のグラフだけ3種類のデータを用意していたことが気にならなかっただろうか。
あえて今回触れなかったけれども、次の記事で解説する。
つまりは、リスク資産の組み合わせなのです。
   
先日の記事で、暴落拾えたらリバランス時期のアノマリーは吹っ飛ぶと書きましたが、
暴落を拾いに行くはずのバリュー平均法でもドルコスト平均法と同じ特性が見られてました。
ワケがわからん。あの話は忘れてくれ。



どうしてどのデータも年末年始がよくて、真ん中に来ると落ち込むんだ?
なーんか変だぞ、と思ったので再度この理由を検討してみました。

月ごとのリターンやら標準偏差やらをあさってみましたが、いまいちデータの意味が不明確。
途方に暮れて、もう一度価格推移に目を向けることにしました。


データ収集期間
2002/1/31~2014/10/31

データ収集対象
・海外株式
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし)




ん―――――……

色々と線がごちゃごちゃしています。
が、じっくり見ているとなんとなく右肩上がりの傾向が見えるような気がします。。。

でもごちゃごちゃ……………………

うーーーん…………………ん? まてよ




暴落が発生した年と





それ以外の年の価格推移を見比べると……




これは、一目瞭然ですわ……



平均と中央値もとってみました。






もう答えはわかったね(にっこり)



↓↓↓リバランスの月別アノマリーに対する、きしちさんの回答はこちらです↓↓↓

行動ファイナンスによるアノマリー。
『基本的に市場は右肩上がり』
『暴落したら、市場は年末まで今年の雰囲気を忘れない』



年末年始――12月・1月――は
一年を通して価格上昇した資産を最も売りやすく、
あるいは暴落して底値になった資産を最も買いやすい時期なんだと思われます。

7月・8月にリバランスした時のデータが悪かったのは、
まだまだ上がっていく資産を売ってしまったり、まだまだ下がっていく資産を買ってしまったり、
売買のいずれにも、最も中途半端な時期がここであったと思われます。


もうちょっと長いスパンのデータが欲しいけど、繰り返しになりますが
『基本的に市場は右肩上がり』
『暴落したら、市場は年末まで今年の雰囲気を忘れない』
ってことで、今は結論付けていいんじゃないでしょうかね。
ちょうど梅屋敷のランダムウォーカーさんで、リバランス時期についての記事が書かれていました。
うむ。タイムリー。

わたくし、きしちさん。バリュー平均法導入にむけてバックテストを繰り返しておりまして、

『そもそもバリュー平均法の"3か月ごとに購入"ってなんやねん!
 根拠意味不明じゃ!アホンダラ!
 ドルコスト平均法のリバランスも含めて、
 自分でバックテストかけて全部おさらいしたるわ!ガハハ!』


とか息巻いている最中でした。

で、触発されて、グラフ作っちゃいました(てへぺろ)


前提条件
・先進国株式
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし) 運用会社:日興
・先進国債券
 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)1年決算型 運用会社:日興
・国内債券
 DCインデックスファンド日本債券(1年決算型) 運用会社:日興
・先進国株式・債券バランスF
 DCインデックスファンド海外株式(ヘッジなし)
 DCインデックスファンド海外債券(ヘッジなし)を50:50で毎月末にリバランスしたと仮定する仮想ファンド  


バックテスト期間
2002/1/31~2014/10/31

 初期投資 300万円
 毎月積立  1万円



では、グラフ4連発どうぞ。
(※ DA法=ドルコスト平均法 VA法=バリュー平均法)
(※2 コピペに失敗してリターンが%表示じゃない…)
(※3 売買にかかる税金等各種コストは無視)













……いや、バリュー平均法導入に向けて作っていたデータだったので、
 リバランス比較というより、ドルコスト平均法vsバリュー平均法なんですが……

えっと、グラフの特徴をいくつか解説しましょうかね

1.毎月~3か月リバランスはやっぱりダメっぽい
 あ、隔月リバランス、3か月リバランスのグラフデータの意味を先に解説しますね。
 隔月-1月のデータは、1・3・5・7・9・11月にリバランス。
 隔月-2月のデータは、2・4・6・8・10・12月にリバランス。
 3か月-1月のデータは、1・4・7・10月にリバランス。
 3か月-2月のデータは、2・5・8・11月にリバランス。
 3か月-3月のデータは、3・6・9・12月にリバランス。

 で、毎月リバランス、隔月リバランスは論外。
 3か月リバランスからそんなに悪くないデータになってきてますが、リバランスごとの売買コストがここから引かれるので、たぶん6か月のほうがマシ。
 12か月リバランスともなると、平均リターンは高いけど成績のいい月と悪い月の差がかなり出ている。
 

2.12か月リバランスで、7・8月のリターンが落ち込んでいる理由
 元データを見れば一発でわかるんですが、サブプライムショックでの底値買いに失敗しているのがこの2つの月なんです。
 他の年はだいたいどの月のリバランスも勝ったり負けたりなんですが、暴騰を拾い損ねた皺寄せが最後まで響いてます。
 逆に言えば、暴落時に多少なり仕込めているならば、あとはリバランスの月別アノマリーなんて誤差ってことです。 





リバランスの話、ここでおしまい。
次、バリュー平均法のお話




3.バリュー平均法も3か月は無視していい可能性
 もうちょっと投資手法を検討しますが(すでに、形はできているけどまだバックテストしていない)、
 これからはドルコスト平均法じゃなくてバリュー平均法! と息巻くのではなく、
 普段はドルコスト平均法で、リバランス時期にバリュー平均法の概念を持ってくるほうが、
 ほったらかし投資もしやすいしリターンを上げやすいと思われます。


4.バリュー平均法の待機資金はキャッシュ(無リスク資産)じゃなくてもいい可能性
 待機資金を国内債券で運用するより、海外債券で運用した方がはるかに良い効果が出ていた…なぜじゃ…
理由1.リターンが高かった。
    →元も子もない結論だけど真実。バックテスト期間の平均リターンが
     国内債券 1.27%  先進国債券 4.60%
     待機資金はより高いリターンで運用できた方がいい
理由2.ハイリスク資産よりもリスクが低いことが重要
    →ハイリスク資産暴落時にカウンターを仕掛けることが待機資金の役割なので
     先進国株式に対するカウンターアセットとして、先進国債券は十分役割を果たしていた。


5.バリュー平均法のリスク資産はハイリスクであらねばならない
バックテスト期間の平均リターンが
 先進国株式 4.11%  先進国株式・先進国債券バランスF 4.70%
 リターンがバランスファンドのほうが高いのに、ドルコスト平均法でもバリュー平均法でも成績が悪かった…なぜじゃ…
 →リバランスやバリュー購入には逆張り要素が強いので、リスク高いほうが有利。
  特にバリュー平均法は暴落暴騰大好き投資法なので、リスク低い資産はしね。待機資金として運用してくれる。


しかしこうして見ると、バランスファンドって面白いな。
債券・株式インデックスとはまた違うリスクリターン特性を持っているわけだから、毎月リバランスをしない限り、個別インデックスを持っていても故意にポートフォリオに組み込むことで運用方法の改善につながるんじゃないだろうか。
これもバックテストしてみなくては(使命感)