2013年7月6日(土) 18:30-20:30/ミズノフットサルプラザ藤沢

日中は、真夏のような暑さでしたが、大人パークが始まる夜は、気持ちの良い夜風を感じながら行う事ができました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

大人パークは、様々なレベルの方や、様々なラグビーへの関わりを持っている方々が参加されています。
今後のレッスンの中でも、初心者の方へのアプローチ、コーチをやられている方々へのメッセージなど、様々な要素を含めながら、大人パーク独自のレッスンを作り上げて行きたいと思っています。


頭の体操と、前回の復習をミックスさせたメニューでウォーミングアップ。
動作は出来ても、頭の運動が上手くいかないチームの方々も・・(笑)。

ラグビーパークが考えているウォーミングアップの時間は、頭や体の準備もありますが、ポジティブな気持ちでラグビーの練習に取り組むための心の準備の時間でもあると思っています。
ですから、少しリラックスした時間の中で、ワクワクする時間の始まりを予感させるようなメニューであることも大切にしています。

子どもたち向けのラグビーパークは、平日の活動ということもあり、子どもたち(小学生~高校生)であれば、学校で嫌なことがあったりすることもあると思います。
それを一瞬にして忘れて、ラグビーに集中できるような心の準備とでも言いましょうか。
大人パークであれば、ストレスが多いと言われる社会生活から、一時的ではありますが、すべてを忘れる心の準備となるのかも知れません。

今日のテクニックのテーマは、「スピンパス(スクリューパス)」でした。
レッスンは、初級、中級、上級というレベルで、プレーヤーとして身に付けるべきポイントについて説明をしながら、実技にチャレンジしてもらいました。
また、その中で、新しいテクニックをプレーヤーに身に付けさせる上での意識付けへのアプローチと言葉がけについて指導させて頂きました。

大人パークに限らず、コーチの方はチームの指導においては様々なレベルのプレーヤーを指導していることでしょう。
コーチとして大事なことは、それぞれのプレーヤーのレベルを見極めて、個人に対してアプローチして行くことが大事です。
コーチの皆さんについては、今日のステップを参考にしながら、それぞれのプレーヤーのレベルにあったアドバイスを考えみて頂ければと思います。

その後のゲームは、第1回よりもレベルアップしてくれていました。
大人パークでは、ラグビー経験の少ない大人の方々の成長を軸に練習を考えています。
初心者の方々も順調に成長して下さっていることは私たちとしても嬉しい限りです。

次回は、コンタクトの姿勢や、攻撃におけるブレイクダウンの判断、サポートのコース等を指導させ頂く予定です。
コンタクトと言っても、対人での100%でのコンタクトは行いません。
初心者の方も安全に行えるように指導させて頂く予定です。
経験者の方については、判断という点においての学びの時間になるかと思います。
ブレイクダウンを理解すると、自分ができる、できないにかかわらず、ラグビーの試合を観ることが、100倍楽しくなります!!また、コーチの方も指導することが楽しくなります。
最後のタッチフットも、よりラグビーに近くサポートプレーヤーの動きも含めたゲームにチャレンジして頂く予定です。

次回のブレイクダウンの練習は、説明が長くなりそうなので回転率を上げることが現実的に難しそうです。
その分、最後のゲームの時間を長くとるようにしたいと思っています。


【今回の指導のポイント】
第2回「スピンパス(スクリュー)&状況判断(3vs2)」
※思い出して見て下さい!次週は、この続きからやります。

■スピンパス(スクリュー)
初心者
・ボールの回転方向を覚える
・手の中でボールを回す/片手でボールを投げる

中級者
・上半身と下半身を切り離す
・フォロースルーを意識する

上級者(パンチパスへの挑戦・・・・より小さいフォームでのパス動作を目指す)
・腰骨あたりからボールをパンチするように押し出す意識
・フォロースルーは中級と同じ
・上半身と下半身を切り離す

■状況判断(3vs2)
ポジショニング
・仲間の動きをみながら、合理的にポジショニングする
・ポジショニングする際は、ボールから目をそらし過ぎない
・防御の状況によってポジショニングの深さを調節する
・ボールキャリアは、前に仕掛ける意識を忘れない
・攻撃のゴールはゲインラインを越えること
*上級者
等間隔に並ぶことが正解ではない。
一例としては、3人目が広くポジショニングすれば、防御の間隔は広がり、センターがブレイクするスペースが生まれる可能性もある。
ポジショニングから相手との駆け引きははじまっている。

(川合)

担当コーチ:川合レオ
アシスタント:林拓司

$Rugby Park Japan 【リポート】