2013年7月2日(火) 17:00-19:35/フロンタウンさぎぬま(川崎)

いよいよ夏本番!・・・か?
ってくらいの天気ですが、まだ梅雨の真っ只中なんですよね(^^;)
暑さは集中力の大敵ですが、雨・雪・雷などにレッスンの邪魔をされるよりはいいですね。
(林)


【小1-2/小3‐5クラス】 17:00-18:15
▼1・2年生
①キック&ダッシュ・1対1
②ストレッチ
③ランニング・ターゲット・パス

今日は男の子同士でちょっとしたいざこざがありました。
1・2年生なので、そんなことあって当たり前、今までが少なすぎたくらいだとも思いますが。
こういうトラブルがあったときは、彼らにとっての学びのチャンスです。
自分のわがままを抑えること。
なんでも他人のせいにしないこと。
人がいやな気持ちになる言葉を使ったり、そういう言い方をしないこと。
仲間と協力しながらラグビーを楽しむ中で、そういうことも学んでいきます。

ラグビーパークとして、ラグビーというスポーツを通じて彼らの人間性を育てる上での理念や方針は一貫しているのですが、それぞれが違う地域に暮らし、違う学校に通う子どもたちの間では、微妙な文化の差があることに気づき、ときどき困惑させられます。
○○しちゃいけない。
□△って言っちゃいけない。
(大げさに言うと)そういうことが明確な決まりとしてあるみたいで、それがちょっとずつ違ったりすると、同世代同士でも通じ合えなかったりもするみたいです。

「ごめんなさい」→「いいよ」
この、「いいよ」という3文字は共通してるみたいですが、ごめんなさいと言い合って一件落着したと思ったら、「いま、いいよって言わなかった!」と、またケンカになりそうになったりします。
なんのための「ごめんなさい」なんだか(^^;)

ラグビーパークとしては、年齢や学年に関わらず、とにかく誰か他の人をいやな気持ちにさせる行為や言動は、問答無用でNGです。
1・2年生にとって、今はまだそれを問答無用で実行させる段階ですが、いずれ、それを本当の意味で理解し、実行できるようになるときが来るはずです。
そういう未来に向かって、何かがあったときにはじっくりと話す機会も設けながら、ラグビー以外の面も大事にしていきたいと思っています。
(林)

▼3‐5年生
1、ショートパスギブスサンドイッチパス
2、ショートパスランニングパス
3、サークルパス&ダッシュ
4、ファンクショナルストレッチ(ロイさん)
5、2vs1(DFコーチ)
6、2vs1
7、リアクションタッチ4vs4

藤沢クラスに続き、このクラスもショートパスをメインに練習しました。
パスをする時に、肘を伸ばしすぎてしまう生徒がいたのですが、少し改善が見られました。
おそらく、1週間経つと、もとに戻ってしまうと思いますが・・。
根気よく続けてあげようと思います。

今日のロイさんのトレーニングの時間に、楽しい気持ちが大きくなり過ぎて、笑いを作り出すことに気持ちが行ってしまっていた生徒がいました。
練習時間外であればキャラクターとしては良いと思います。
練習中は、仲間に笑いを提供することよりも、自分のラグビーが上手くなりたい!という気持ちに集中することが大事ですね。
この点も、じっくり指導して行きたいと思います。
全体的には、凄く集中して良いレッスンができていました。
(川合)

担当コーチ:林拓司/川合レオ


【小6/中学生クラス】 18:05-19:35
■今日の練習
1、stone&free(ボールタッチ)/ファンクショナル・ストレッチ
2、ショートパスギブスサンドイッチパス/ショートパスランニングパス
3、4対4、5対5(タッチ&バック・ルール)
4、ブレイクダウンのサポートコース(チェックライン)
5、ダイアゴナルシット

最近、ウォーミングアップ中に行うファンクショナル・ストレッチにおいて、モチベーションの低下を感じていました。
このメニューは、身体の機能的な動き、連動性を意識した動的なストレッチで、安全面の強化とフィジカルトレーニングの意味合いも含まれています。
中学生は藤沢や横浜のクラスでも行っているのですが、鷺沼クラスでは、グランドを使える時間の都合もあって、かなりメニューを削ってコンパクトにやったり、ウォーミングアップメニューの合間合間で行ったりしています。

真剣に行うと高い効果が期待できますが、同時にちょっとハードでもあります。
小中学生で、初めから全ての動きをしっかりとできるケースはかなり少ないです。
でも、続けていくと、身体が非常に安定して、自分の動きをしっかりとコントロールできるようになっていきます。

ラグビーパーク暦が短かくて慣れてない生徒や、精神的に幼い生徒ほど、真剣に取り組むことが難しいです。
また、ラグビーパークでは非常に珍しいことに、毎週同じメニューをずっと繰り返しているので、必ず“慣れ”もでてきて、自然に楽な姿勢を求めてしまったりもします。
中学生にして、何も言わなくても自ら高い意識を持って取り組める生徒がいることはすごいことだと思いますが、全クラスを通じてもそれは少数です。
それでも、大半の生徒は、ちょっとした声がけで、意識を高く持って取り組むことができます。

ところが、最近の鷺沼クラスでは、全体的にその意識の低下が見られ、コーチとして問題を感じていました。

そこで、今日はレッスンの冒頭で生徒たちと話しをしました。
■ラグビーパークでは、誰かにやらされる(内発的なモチベーションの無い)トレーニングは一切やりたくない
■君たちのモチベーションを高められないのはコーチの責任だから、どうしてもうまくいかないなら、内容を変えていこうと思う
■(前提として)僕たちコーチは、どんなときも、絶対に君たちのためになると信じられるメニューを提供していく
■ファンクショナルストレッチも、真剣に取り組めば必ず役に立つ
■ただ、今のメニューがハードすぎてどうしても前向きな気持ちで取り組めないんだったら、もう少しレベルを落としてもいいと思っている
■どうする??

だいたいこんな感じです。
生徒たち一人ひとりの本当の本当の本音はどうかはわかりませんが、一緒に話し合った結果として、今のメニューを継続することとなりました。

ゲーム性(勝ち負けの楽しさ)の無いメニューに対して、高い意識を継続していくことは本当に難しいし、それは大人でも同じことかもしれません。
ある外国人コーチの言葉として、慣れてくると楽な方向に逃げる(さぼる)という傾向が日本人プレーヤーに多いと聞いたことがありますが、トレーニングもゲームも、どんな瞬間にも真剣に自分と向き合い、仲間と向き合い、全力投球のできる人間に育っていってほしいと願っています。
(林)

担当コーチ:林拓司/川合レオ