「なの花薬局ジャパンセブンズ2018」からSDS合宿、そしてワールドカップへ。 | ラグカフェ編集部の取材メモ

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7月1日、毎年恒例となりつつあるジャパンセブンズが開催されました。

今年もなの花薬局さんが冠スポンサーとなっています。

「な」のデザインが可愛い。

 

セブンズの大会らしく、「アッとうい間に始まって、アッという間に試合終了」でありながら、次々に試合が進む1日です。

結果は、当然というべきかSDSが優勝。

ハイライトはチャンピオンシップ準決勝の東海大学対帝京大学でしょうか。

両チームの応援は人数も多く、また、帝京大学は応援団がスタンドを大移動する様子も迫力がありました。

 

日野自動車レッドドルフィンズは、応援団が豪華(?)でした。

天理大学や福岡工業大学といった大学チームの健闘もありました。

 

残念なのは、編集長も前のエントリーで触れていたようにBGM。

選曲も良く、盛り上げに貢献していただけに、プレーを尊重してほしかった。

もうひとつ、せっかく冠スポンサーがついた賞金大会なのに、関係者(出場チームの応援団)が大半なことでしょうか。

一般の観客がいないわけではありませんが、それほど多いとは感じられませんでした。

イベントも実施されていましたが、場内を盛り上げるのはもちろんですが、その前にスタジアムへ人を集めるところも考えないといけないのではないでしょうか。

なの花薬局さんとしても、多くの人の目についてこそのスポンサードでしょうし。

 

というわけで、優勝会見です。

SDSは梅田コーチが今大会のHCでした。

日に日にキャプテンらしさを増している印象の小澤大。

人前で話すことにも慣れてきたのか。

役割が人を作る(成長させる)とはよく言ったものです。

今大会のMVPに選出された橋野皓介。

キレのあるプレーを見せました。

こちらはいつも通り軽妙なトークを見せます。

思えば、橋野も梅田コーチもトップリーグでキャプテン経験ありでした。

(額の傷は合宿中に負ったもので、試合中はテーピングで保護していました)

 

やはり、セブンズには笑顔が似合います。

 

大会の話としては、失点についての反省が主でした。

レベルの違いを見せないといけないにもかかわらず、毎試合失点してしまうのは、確かにいただけません。

ただ、選手を大幅に入れ替えたタイミングでのものもあり、必ずしもチーム作りに手間取っているとも言えません。

 

すでにオンエア済みですが、インタビュー時の様子。

セブンズでは(でも)ベテランの域に入る橋野。

岩渕ジャパンでも欠かせない存在になりつつあります。

 

ジャパンセブンズを終えて、チームは再び合宿中です。

グラウンドの入り口にポールを立てて、いきなりトレーニング。

動きを教えてもらいながら、ステップを踏みます。

自由参加なので横目にウォーミングアップへ進む選手もいるなか、最も丁寧に参加していたのは小澤キャプテンでした。

 

あいにくの雨でしたが、いつもの円陣からスタート。

1時間半ほど、みっちりトレーニング。

岩渕HCは強度に関しては「まだまだ」と言っていました。

 

全体練習後はセットプレーの確認。

特にスクラムの姿勢を入念に。

フォワード陣集合。

足の角度、押す位置など、細かく。

神は細部に宿る。

この3人(副島、小澤、セル)がファーストセットでしょうか。

岩渕HCも「セットプレーは大事」と話します。

小澤、林が主にフッカーとしてスクラムを組んでいましたが、坂井や吉澤もスクラム練習に参加していました。

岩渕HC曰く「試合では何が起こるかわからないので、あらゆる状況を想定して」とのこと。

 

いよいよ明日(7/8)ワールドカップへ臨むメンバーが発表されます。

発表されるのは13名。

これがワールドカップへ臨む日本代表で、そこから12名の大会登録メンバーを、という流れです。

ワールドカップとアジア大会は連続するので、今回のメンバーはアジア大会でも有力なメンバーになります。

ただ、レギュレーションが異なるので、それぞれに合わせて「勝ちにいく」メンバー選考になるようです。

 

現状のSDSにはバックス(ウイング)の層が薄く、岩渕HCも悩みどころ。

松井は戻ってきたものの、ジャパンセブンズを見た限り厳しい印象です。

 

小澤、坂井、橋野、副島、セルは当確でしょうか。

そこに続くのは、林、大石、中野、加納か。

ツポウ・テピタも入りそうな予感です。

ナイカブラ・ジョネはウイングとして入れておきたい。

本村、吉澤はポリバレントな選手として魅力があります。

リリダムとロテも実力は間違いないところですが、コンディション的にどうなのか。

ジョー・カマナも高さという点で貴重です。

 

明日、どのようなメンバーが発表されるのか、ワールドカップが、岩渕ジャパンの戦いが始まります。

 

(尾)