トップリーグ第3節各選手インタビュー(笹倉康誉・浅原拓真・江見翔太・松井千士・矢富勇毅) | ラグカフェ編集部の取材メモ

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トップリーグ第3節が秩父宮ラグビー場で9/1(金) 2(土)に行われました。まずは改めて試合結果を振り返ります。

9/1(金)東芝ブレイブルーパスVSパナソニックワイルドナイツ
前半10-15 後半0-32 合計10-47 観客7,466人

9/2(土)サントリーサンゴリアスVSヤマハ発動機ジュビロ

前半17-10 後半10-14 合計27-24 観客14,054人

9/2(土)キャノンイーグルスVSトヨタ自動車ヴェルブリッツ
前半0-7 後半12-27 合計12-34 観客15,024人

土曜日は五郎丸が秩父宮に凱旋するということもあり、もっとお客さんが入ると予測していましたが、満員とまではいきませんでした。また2試合目(キャノンVSトヨタ)の方がお客さんはあきらかに少なかったのに、公式記録の観客人数が1試合目より増えているのが謎です。

各試合の試合内容、試合後の会見については、他の方のブログ、各メディアでみれると思いますので、試合後の選手の声をおつたえいたします。個人的に2019年ラグビーワールドのピッチに、たっていてほしい選手に話を伺ってきました。



笹倉康誉

・今日の試合をふりかえってください。
「事前に良い準備ができていたので、良い試合ができました。チームとして今週はロケットスタートをしようというスローガンをたてていましたが最初はてこずってしまった。そこは修正をしないといけない」

・今日はゲームキャンプテンでしたね。
「ワイルドナイツはみんながキャプテンなので、ゲームキャプテンという意識はとくになかったです。練習から(布巻)しゅん(キャプテン)とみんなとコミュニケーションをとっているので、とくに問題なかった」

・前半は笹倉さんもノックオン、キックミスなどありましたね。
「スミマセン!髪切ります(笑)」

・フルバックだったり、センターだったり試合毎にポジションが、かわっていますが、どちらがプレーしやすいとか、あるのでしょうか。
「とくにないっすね。フルバックもセンターもキックキャッチする以外は同じです。アタック、ディフェンスも他の選手とコミュニケーションをしてブレーしているのでポジションはどちらでも問題ないです」

・ご自身のトライの場面をふりかえって下さい。
「フォワードが、相手についていてくれたので、フォワードのおかげですね。人数があまったところでうまく抜けてトライに繋げることができました」

・新人の松田さんが今日も2トライと活躍していますが、印象はどうですか。
「力也、良いですね。ボールキャリーも良いですし、いつもバンジー(バーンズ)と一緒にアタックをして、よいところでサポートにもついて、ずこい嗅覚がありますね。まだ若いですし、すごく楽しみな選手です」

・笹倉さんもBW 陣の中だと年齢的に他の選手をひっぱっていく立場ですね。
「としをとったなーと思います(笑) 新しい選手も多いので、今までのワイルドナイツのやり方とか、カルチャーを若い選手に伝えようと意識はしていますね」

・今年から熊谷での試合が多くなりますが。
「そうですね。近くなったので、コンディションのつくりかたがラクになりました。チームで開催するということで、マネジャーも力をいれています。1人でも多くの人にきてもらえるようにプレーしていきたい」


・2019年ラグビーワールドカップに向けてなにか意識はありますか。
「そこに関しては全然考えていないです。とりあえずワイルドナイツで1試合1試合大事にプレーしていきたい。まだ、チームのことで精一杯です」

・今後に向けて
「三連勝できていますが、この調子でサンゴリアスとの試合まで負けずにいきたい」


浅原拓真


・今日の試合をふりかえってください。
「後半相手が、きちんと対応してきたところで崩れてしまった。あとは自分達のミスで崩れてしまったのが敗戦の原因です」

・ワイルドナイツのFW陣におされているようにみえたのですが。
「重さでぐっとこられたので、タックルをすかされた自分達もわるいですし、もっとおしかえさないとだめですよね」

・今後に向けて
「規律をしっかり守り、ミスをなくせば自分達のラグビーができると、思うのでそこですね。下を向いても仕方がないので、次の試合に気持ちを切り替えて準備をしていきたい」



江見翔太

 

・今日の試合をふりかえってください。
「タフなゲームでした。前半は風上だったので、キックをつかいながらエリアをとりながら相手を崩して、ぼくもファーストトライがとれました。
その流れて前半もっと切り離したかったんですけど、1個のミスだったりで相手に流れをわたしてしまったので、こういった展開になってしまいました。前半の風上でもっとトライをとりたかったです」

・ノックオン、スローフォワードが多かったですが、風の影響もあったのですか。
「風の影響はあまり感じませんでした。相手のディフェンスのプレッシャーを感じてしまって、しっかり、アタックのアライメントがとれなかったのが、ノックオン、スローフォワードが多かった原因だと思います」

・五郎丸さんが入りましたが、ヤマハの印象は昨年とかわりましたか。
「キックはファンデンヒーファー選手と五郎丸選手、2人ロングキッカーがいるので、そこは警戒はして、しっかりとプレッシャーをかけようと話をしていました。昨年、ヤマハのディフェンスは、ながして、ながしてのディフェンスが多かったんですけど、今季はディフェンスでも結構プレッシャーをかけてくるなという印象をもちました」

・ヤマハ戦に向けて戦術を変えたりしましたか。
「基本的には変えていません。しっかり全員がアックラインに入ってアタックをして、それぞれが判断をしていくのが、サンゴリアスのラグビーなので、それを実践しました。ただ、ヤマハのディフェンスに対して試合中に修正をして対応はできていなかったので、そこは良い勉強になりました」

・逆転された場面はチームの雰囲気はいかがでしたか。
「前半の最後に自分達のミスでシンビンで1人減って、うけてしまったところがありました。後半は圧倒していこうと話をしていたんですけど、なみがヤマハにいってしまいました。ディフェンスも後手になってしまった。自分のタックルミスもあり、逆転はされてしまいましたが、次にどうするのかをみんなで考えて話をしていました」

・最後の逆転の場面をふりかえってください。
「相手の足が止まっていたので、最後5分間アタックをつづければトライがとれる自信はあったので、ボールを相手にあたえないように、反則しないように、ボールを継続していました。最後はペナルティーをしてリアクションがおそくなったところを、(小野)晃征さんがしっかりと隙をみつけて飛び込んでくれました。最後は我慢できたのが良かったです」

・ワイルドナイツの選手達がサンゴリアスと対戦するまで負けないと話をしていましたが、ワイルドナイツの今年の印象はいかがでしょうか。

「強いですね。前半は苦しむ試合をしていても後半にたてなおしてくるので、そこのラグビー、ナレッジだったり、選手の強さを感じます」

・今後に向けて
「去年のチャンピオンチームなので、どのチームもチャレンジしてくると思います。1試合も楽な試合はないので、一戦一戦大事にしていきたい」

 

松井千士

・トップリーグ初キャップおめでとうございます。率直な感想を教えて下さい。


「ありがとうございます。5分ぐらいしかでれなかったですけど、負けている状況から最後逆転できて良い経験になりました」

・逆転されて、負けている場面での出場でしたが、どのような気持ちでプレーしましたか。


「自分がトライして逆転する、誰かかトライするなど、良いイメージをもって、楽しみながらプレーすることを意識しました。ボールのタッチ回数を増やしていきたいと思っていたので、ワークレートを高くプレーしていました。その部分は沢木さん(ヘッドコーチ)にも褒めて頂いたので、毎試合だしていきたいと思います」

・学生とサンゴリアスに入ってから違いをおしえてください。
「大学の時から意識を高くプレーしていましたが、昨年チャンピオンチームということもありそれ以上に今は意識を高くもってプレーしています」

・2019年にはワールドカップ。2020年にオリンピックがありますが、松井さんのなかではセブンズと15人制どちらでプレーしたい気持ちが強いのですか。


「両大会とも出場したいです。二刀流はできないと言われていますが、昨年はセブンス、15人制の代表とも選ばれたので、それを成しとげれる選手になりたいです」

・スタメンで出場するために必要なことはなんですか。
「日々の練習でどうアピールし続けるのか。あと今日の試合のような場面でいかにアピールできるのか。そういった部分が大事になってくると思います。中靏さん、江見さんもスピードには自信をもっていると思いますが違う部分で魅力を感じでもらえるように、がんばっていきたい。毎週のレギュラー争いで、レギュラーをかちとってチームに貢献できる選手になっていきたいです」

 

矢富勇毅

・今日の試合をふりかえって下さい。
「サンゴリアス相手に、なにかするのではなくて、自分たちのラグビーをぶつけようと話をして試合にのぞみました。最後の最後でトライをとられて負けてしまったので悔しいです。最後の場面サンゴリアスはミスをしませんでしたが、自分達はタックルミスをしてしまった。サンゴリアスと差は、最後の場面まで集中力をたもてなかったことだと思います。その部分が勝敗をわけました」

・最後の逆転の場面をふりかえって下さい。
「ちょっと離れたところにいたので、状況はきちんと把握していません。ただ、そういった場面で、自分がいることもできたし、もう一歩踏みだしてプレーすることもできた。集中力がたりなかった。また、あのような場面があったら次はとられないようにプレーしていきたい」

・矢富さんミスから相手のトライに繋がってしまいましたね。
「外にヤマハの選手がいたので、パスをしようとしたんですけど、あれは完全にぼく個人の判断ミスです。こういう試合でミスをしてしまうと、厳しい試合展開になってしまいますね。たらればになってしまいますが、あのミスがなければトライもとられていないと思うので、しっかりと反省をして次の試合に活かしていきたい」

・ご自身のトライの場面をふりかえって下さい。
「あの場面は自分のもちあじをだすことができました。今後もあのような場面できちんと、敵に脅威をあたえられる選手になりたいです。ただ、それよりも自分のミスでサンゴリアスにトライをとられたことを、自分自身で本当に重く受け止めないとダメだと思っています」

・今後に向けて
「今日したミスを繰り返さない。今日の試合で、得た教訓を次に活かすことが成長に繋がると思います。この1敗をひきづらず、またリベンジできるように、明日からしっかりと成長していきたいです」

 

(匂)