メンタルトレーニング講座は、新シリーズが始まります。
ラグビーのメンタルトレーニングを考える場合、チームで行うメンタルトレーニング(たとえばチームワークの向上)と、個人で行うメンタルトレーニング(たとえば集中力の向上)を分けて考えた方が良いでしょう。
そこで、新シリーズでは、個人で行うメンタルトレーニングを紹介します。
まず、今日のところは、全体像について説明します。
メンタルトレーニングのやり方にもいくつかの種類があります。
講習会型・カウンセリング型・帯同型の3つです。
講習会型は、一度に多人数に対して行う形式で、チームで一緒に同じことを行います。
カウンセリング型は、メンタルトレーニングを指導する者と選手の1対1で、選手の問題点や要求に応じてメンタルトレーニングを進める形式です。
帯同型は、チームや個人と一緒に試合や練習に帯同し、現場で起こる問題に対して対応する形式です。
本シリーズでは、講習会型で行われる個人のメンタルトレーニングについて紹介します。
一般的には以下の手順で進めます。
1.自己分析
2.目標設定
3.リラクセーション/サイキングアップ
4.集中力のトレーニング
5.イメージトレーニング
6.ポジティブシンキング
7.心理的コンディショニング
次回からは各々の項目について詳しく説明してきます。