第五福竜丸 | 日々の感心

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感じたままに。

1954年(昭和29年) 3月1日

マーシャル諸島 ビキニ環礁 で

アメリカが水爆実験を行った

 

危険区域の外にいたはずの

漁船 第五福竜丸

予想を超えた爆発力で

周囲の住民たちを含め

被ばくする

 

3月14日未明に

焼津に寄港した乗組員たちには

放射線被ばくによる急性症状がでて

3月16日の新聞報道により

世界中のニュースとなった……

 

(昭和29年3月16日 読売新聞 朝刊より 第五福竜丸展示館にて撮影)

 

 

 

『 夢の島熱帯植物館 』 を見学した後

私たち夫婦は、その近くにある

『 第五福竜丸展示館 』  

に立ち寄った

 

 

 

「 ラッセル=アインシュタイン宣言 」

 

 

その一部分を引用させて頂く

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 人類に立ちはだかる悲劇的な状況を前に、私たちは、

大量破壊兵器の開発の結果として生じている様々な危険を評価し、

末尾に付記した草案の精神に則って決議案を討議するために、

科学者が会議に集うべきだと感じています。......

 

(中略)

 

......危険は自分自身と子どもたち、孫たちに迫っているのであり、

おぼろげに捉えられた人類だけが危ないわけではないことに、

人々が思い至ることはまずありません。人々は、自分自身と

自分自身の愛する者たちがもだえ苦しみながら滅びゆく危急に

瀕していることを、ほとんど理解できないでいます。だからこそ人々は、

近代兵器が禁止されれば戦争を継続してもかまわないのではないかと、

期待を抱いているのです。

 このような期待は幻想にすぎません。......

 

(中略)

 

決議
 私たちはこの会議に、そしてこの会議を通じて、世界の科学者、

および一般の人々に対して、以下の決議に賛同するよう呼びかけます。
「私たちは、将来起こり得るいかなる世界戦争においても

核兵器が必ず使用されるであろうという事実、そして、そのような兵器が

人類の存続を脅かしているという事実を鑑み、世界の諸政府に対し、

世界戦争によっては自分たちの目的を遂げることはできないと認識し、

それを公に認めることを強く要請する。また、それゆえに私たちは、

世界の諸政府に対し、彼らの間のあらゆる紛争問題の解決のために、

平和的な手段を見いだすことを強く要請する。」

 

署名者:

マックス・ボルン (ノーベル物理学賞)
P・W・ブリッジマン (ノーベル物理学賞)
アルバート・アインシュタイン (ノーベル物理学賞)
L・インフェルト
F・ジョリオ・キュリー (ノーベル化学賞)
H・J・マラー (ノーベル生理学・医学賞)
ライナス・ポーリング (ノーベル化学賞)
C・F・パウエル (ノーベル物理学賞)
J・ロートブラット
バートランド・ラッセル (ノーベル文学賞)
湯川秀樹 (ノーベル物理学賞)

 

1955年7月9日 ロンドンにて
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編・発行 公益財団法人 第五福竜丸平和協会 より一部引用

 

 

 

 

命を、自然を、地球を、愛を 守ろう

 

 

 

 

 

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