大雨。
７月１１日のこと。
灰色をした上空にある
自然が創り出した
ウーファー （Ｗｏｏｆｅｒ）
から重低音の雷鳴が響いてくる
カララ ドドォーーーン
あっち。。。
あの辺に、、、
落ちたな。。。
駐車場で一時待機していた私は
スマートフォンを操作している指先を止め
その人差し指で
運転席の左ほぼ真横の方角を指し示しながら
恐る恐る車窓越しに空を見上げる
どうせ一時的な雨だろう
と思っていたが
なかなか往生際の悪い激しい雷雨である
私は止めてあった車のエンジンをかけ
エアコンから出てくる涼しい風に顔を寄せながらワイパーを動かし
いつ止むかわからない雷雨に見切りをつけて
そろり、じゃぶじゃぶ、じゅらり、しゃばしゃば、
と車を慎重に加速させる
（牛乳が無かったな・・・・・・）
ふと
自宅の冷蔵庫に常備しておく牛乳が残り僅かであることを思い出し
途中、スーパーマーケットに立ち寄るも
やはり、牛乳だけでなく
目につく酒のつまみになりそうな食材などを
探し求め始めてしまっていたのは
もう午後６時近くの夕食時であり
空腹だったせいもある
買い物に想定以上の時間を費やしてしまったが
それが逆に功を奏して雷鳴は止み、雨も上がり
駐車しておいたスーパーの屋上に出たときには
目の前に大きな虹の大輪が出迎えてくれていて
「 おぉーすげぇー♪ 」
と思わず感嘆の声を上げてしまった
（ 私のスマホと腕ではこの写真が限界なので壮大さが伝えきれない ）
そして
家に向かう途中の交差点を
右折すると
虹の柱が
ちょうど目の前にレイアウト
されていたのはラッキーであった
（ ドライブレコーダーの映像なのでズームできなかったことが残念である ）
虹に見惚れないように
安全運転を心掛けながら
私は灰色ムードの心が虹色に変わっていくのを感じてニコニコしながら
しばらくの間
虹の根元に向かって
まっすぐ車を走らせ続けたのであった
今日の感心