富士の肌 腰痛持ちの私は 登ることを断念したので 望遠レンズでその肌を観察する。 富士の山は美しいが その肌の細胞は 決して穏やかではなく その肌に触れるためには 念入りに準備をして 丁寧に臨むことが必要だと分かる。 今を晩夏と云うべきか もう初秋だよと云うべきか なめらかな線を描くその美貌に 私は見惚れながらも 雪化粧する日を 待ちかねていたりもする。 今日の感心