私に君は救えない



君が泣いたら姿を隠す壁になろう

君が寂しいなら全て包む太陽になろう

君が傷ついたなら全てを壊す悪魔になろう

君が助けてって

叫ぶなら

なんだって

本当に

なんだって

私はするよ


だけど

だけど


私に君は救えない


だから

"救って"

そう求められるのが

一番悲しい

本当は

誰よりも
君を救いたいと

願ってるから

君に怯えない未来を

生きて欲しいから


私は絶対に裏切らない

私は何があっても

そばにいる


でも

それでも

君を救えるのは


君だけなんだよ


君を許せるのは

ただ一人
君だけなんだよ


もういいじゃない

許してあげて

君は君を救ってあげて

"こんなにあなたという存在を愛してるのに"




届いて

届いて


気付いて


顔をあげて。