彼は今頃、例の日本人の彼女と楽しく過ごしているのだと思う。
彼は料理が出来て、故郷の料理を作ってくれたことがあった。その時は深夜1時過ぎで。
お肉もアブラもたっぷりの料理とデザートにスーパーで買ってきたロールケーキを食べることになった。
私はおなかすいてないからって、自分の中で精一杯の普通の表情で言った。
でもその顔はたぶん引きつってて。5切れ入ったロールケーキ。ひとつとって
「これだけじゃ太らないんだよ」って悲しそうな顔で言った。
結局私は食べた。その、料理もケーキも。
でも、その日は一日中、自分がはずかしかった。
私はいつも不自然だ。そして欠けている。
そうやって、体重を異常に気にすること、考えた通りの食事じゃないとパニックになること。
自分の不自然さをみることになるたびに自分がもっと嫌いになる。
だから、SNSを通じて知る彼の健全な今の彼女との生活を見て、良かったなと思う。
彼に未練は全くない。けれど、このご飯のエピソードがどうしても思い出されてしまった。
何事も、自分のことを異常だと思いすぎるんだと近い友人から言われた。
でも本当に異常だと思ってしまう。
そうやって忘れないようにしてるんだろうか。自分の異常性を、自分で自分を傷つけるように言い聞かせることは私にとって癒しなのか。
よくわからないから、今はとりあえず普通になりたい。