J1昇格PO決勝 東京ヴェルディ vs 清水エスパルス | ICI C'EST VERDY(緑)

J1昇格PO決勝 東京ヴェルディ vs 清水エスパルス



2023 J1昇格プレーオフ 決勝

2023年12月2日(土)、14時05分
国立競技場

東京ヴェルディ 1-1 清水エスパルス

スタメン 
、、、、39 染野唯月、27 山田剛綺
8 齋藤功佑、、、、、、、、、、47 中原輝
、、、、7 森田晃樹C、25 稲見哲行
2 深澤大輝、、、、、、、、、、、6 宮原和也
、、、、、3 谷口栄斗、13 林尚輝
、、、、、、、1 マテウスヴィドット

交代
後半21分、齋藤 → 40 新井悠太
後半29分、山田 → 23 綱島悠斗
後半29分、林 → 5 平智広
後半36分、深澤 → 16 山越康平
後半36分、稲見 → 14 長谷川竜也(トップ下、ボランチ綱島)

ベンチ
21 長沢祐弥、 24 奈良輪雄太


失点、後半18分
相手の浮き球スルーパスに森田が体入れて対応したら腕に当たっちゃった不運なハンドでPKチアゴ・サンタナ。

得点、後半45+6分
染野唯月!
ヴェルディ陣内右サイドでヴェルディアカデミー出身神谷優太がキープしようとした所を素早く囲んで谷口が奪って中原が裏へ蹴ってカウンター、染野唯月が上手いトラップから持ち出して右角で高橋祐治のスライディングに足を当てて倒されてPK、自分で蹴ってコース読まれるけど右にコントロールシュート!
アウェイゴール裏は分断されてるので蹴りやすかったかも?
相手ゴール裏に行ったのは何か言われてたのか極限のテンションや勢いか。




東京ヴェルディJ1昇格決定!








ハイライト




ヴェルディ(3位、勝ち点75)
エスパルス(4位、勝ち点74)
引き分けなら年間上位がJ1昇格のレギュレーション。

城福浩監督が言ったように、3位に大きな意味がありましたね。

ジェフ戦に続いてオリジナル10対決。

今シーズン対エスパルスは2敗。
降格するチームじゃない上に、J1得点王やW杯守護神までJ2にやってくる反則級のチーム。
勝てるとか大量得点出来るとは思わず。ロースコアの引き分けなら可能性あるかもと希望をある程度強く持ててました。国立苦手らしいし。

この1週間はいつも通りでいようとしても毎日色々考えちゃって。
サッカーの夢を見るのはいつも自分がプレーヤーなんだけど、初めてヴェルディサポーターやってる夢を見たぐらい。


味スタは自転車のサイクルロードレース多摩なので国立開催。千駄ヶ谷は行きやすい。
太陽当たる場所は暖かく日陰は寒すぎて、寒暖差。
決勝戦はVARあり。
試合前からエスパルスサポーターの圧はさすがだなと。ジェフと同じく。
ヴェルディは新国立競技場ホーム側は初めてか。反響して応援合わせるの難しい。声じゃなくて指揮者に合わせた方が良いよね。ハロプロのコンサートでもペンライトで合わせるからごちゃごちゃしないみたいに。
2層自由席。狭いので最前列。怖いかもと思ったけど手すりの目の前にリボンビジョンがあるので大丈夫だった。
自分のような招待券も多かったろうけど、3層まで埋まる53,264人の大観衆は驚き。ラモス瑠偉や武田修宏のレジェンドやOBやヴェルディファンの芸能人も。
報道陣も沢山。試合直前に謎の台をベンチ前に用意してて何かと思ったらベンチを撮影するメディア用。

ジェフ戦と違って相手サポーターにはようこその拍手。
両サポーターとも相手監督にはブーイング。理由はわからん。







試合
コイントスでエンドチェンジはヴェルディか。大宮アルディージャ戦と同じ。後半ベンチからの指示が伝わりやすいし、前半GK眩しそうだし。
キックオフからエスパルスはガンガン来るかと思ったら、いなすような乾?で繋いでくる感じ。
ヴェルディツートップのプレスでGKやDFに自由にやらせないのはとても良かった。
でも序盤から相手のセットプレーが続いてヴェルディ守勢。
ハーフタイムまで気を抜けず。

ピッチコンディション悪くて大変そう。

後半、守りきるのは心臓が耐えられないから先制したいなと思ったけど甘くはなく。
アクシデント的なハンドのPKで先制されて。不運としかいえない。
ヴェルディ追い付かなきゃなのに、相手5-4-1になってて回してるだけでいまいち勢いが出ない。
相手の攻撃を受けなくなったのは助かったけど、サイド攻撃やポケット攻略や中原や得点パターンを作れず。
最後にPK。両PKとも池内明彦主審はよく見ていたな。DAZN解説清水範久は「VARが入らなかった」と水を差すトンチンカンな発言がしつこかった。全ての事象をチェックしてる事を知らないのか。勉強してくれ。
しかし劇的決着が待ってるとは。
めちゃくちゃ叫んで泣いた。







ビルドアップで狙われそうな林もシンプルなプレー。守備でもサイドからのマイナス折り返しを何度もブロックする大活躍。

宮原の存在感はこの日も健在。読みや球際の強さは圧巻。

ここまで連れてきてくれた中原の戻すパスが短くてピンチになったのは焦った。PK獲得に繋がったパスはさすが。
佐藤健に似てる。

山田剛綺の高さ強さは数字に出ない貢献度。

決勝点というか昇格を決めたゴールは染野。また国立で決めた。荒れたピッチで90分やった上にめちゃくちゃプレッシャーかかる場面であの落ち着き。
ハンドでPK献上で動揺していた晃樹を初めて呼び捨てにして声をかけたというのも素晴らしい。

ヴェルディをJ1に上げたキャプテン森田晃樹。
かっこよすぎる。この人の涙はアツい。まだ23歳か。
ルーレットや技術の高さはもちろんそれ以上に守備力。

ゴール裏挨拶で城福さんがまず言ってたのは、試合に出ないメンバーたちが練習で相手役をやってくれたということ。
皆で掴んだJ1昇格。

優勝、という響きも嬉しい。














アカデミー出身選手たち。



16年ぶりのJ1復帰。
2009年から2022年までJ2だもん。長すぎ。汗
Jリーグ史上最長ブランクだとか。

よくずっと応援してたよなと自分でも思います。笑

キャプテン晃樹も「J2にいるヴェルディしか知らない」と。
寂しいこととも思ったけど、これまで「あの頃のヴェルディ」を追い求めるようなプレーをする選手が多かったので、昔を知らない選手がいるというのも大きかったのかなと思ったり。
監督もOB路線をやめて、選手も大卒メインに。
歴史はリスペクトしながら、現実的になれたのが良かった。

経営難で消滅の危機に助けてくれた歴代社長やOBが立ち上げた緑の心臓でクラブ存続、アカデミー出身選手たち中心にJ2残留、ベレーザの活躍、経営的に苦しい時期も支えてくれた人たちには本当に感謝しています。


城福浩監督と江尻篤彦強化部長、限られた資金と戦力でこの結果はスタッフの力は本当に大きいですね。
実行した選手も素晴らしい。

よくやってくれました。ありがとう!