「皐月賞」の着順が確定し、ルメールがサートゥルナーリアを斜行させて川田ヴェロックスの先着を妨害した事実が堂々と隠匿され、御すことが出来なかったルメールには、騎乗停止どころか、たった5万円程の過怠金の支払いだけで許される事となった。
早速、巷ではタックルナーリアという異名が早くも出現し、未勝利戦でもG1競走であっても過怠金が同じという競馬会の価値観は、サークル内だけは損しないような思考は、昔から全く変化は無い。金銭問題で言うなら、全く解決を見ない、あの問題やこの問題。
お上は、「プレゼンテーターにお呼びした土屋太鳳さんの単勝馬券を外れ馬券には出来るはずもない」のだから、外れた競馬ファンが、とやかく言おうが構わない。今年の3月にルメールへ下した「9日間」の騎乗停止処分の際に売上が落ちたので仕方ないとでも思っているのだろうか。主催者は、「7番の進路が狭くなった」など対象事案の、すり替えを行い大多数の単勝的中者は、それを鵜呑みにしただけの話で、むしろ、海外競馬への日本人騎手相手なら、日常茶飯事のような洗礼であり、長い審議時間が逆に様々な憶測や思惑を生んだとも言える。
被害馬の馬主は、個人馬主である事や様々な事が、色々と持ち出されるだろうが、そんな議論には興味は無い。今までノンステッキで楽勝して来た馬が、本番ゴール前で、鞭を入れられれば、どんな行動を起こすかなどは、競馬を見続けた我々には、想定の範囲内である。