有馬記念(第63回グランプリ) ~特別登録馬雑感~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 今年の有馬の話題の中心は、これ一色の感があり、気乗りが全くしない。仮に、これをファン投票第1位にしようという組織が動いた結果、そのようになれば、流石に気にせざるを得ないが、この順位であれば、順当であり、集票力も、これに追随してくれれば、尚更良好。
 基本的に、これらのブームは、競馬とは、あまり関わらない空間に向けてのアピールであり、それが勝とうが負けようが「可愛いけりゃ」それでいいのである。健気に走る姿が人気の源泉である。
 この人気が盛り上がったところで、オグリキャップのようなムーブメントが起こるとは到底思わないし、主催者もその点は、よく理解していることだろう。

 


◆既に決定的な評価の中で、JRA賞年度代表馬は、ほぼほぼ決まっている状況下で施行される「中山グランプリ」は、その名の通り、本来の目的に向かって覚醒するのである。特別登録馬には、昨年の菊花賞馬キセキがいるから、ファン投票第22位のタンビュライトは出て来ないし、今のメンバーのままだと賞金出走の身分になってしまう。その代替としてミッキースワローが登録している。

 そして、15位のフィエールマンも17位のエタリオウも出走しないから、3歳馬代表は19位のブラストワンピースになる。