[JAI]第19回チャンピオンズカップ~特別登録馬19頭+1頭~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 秋のG1シリーズの流れの中で、最もモチベが落ちる時期となった。本稿も昨日の段階で、作表だけは揃えたが、書き出しが思い浮かばず、全く別の記事を書き始めた。それは、「JCD」が「チャンピオンズカップ」としながら開催数を引き継いだ件やら、「JCD」の時期に開催場を変更した件などに、立派な根拠が見出せていないからかもしれない。
 兎に角、中央競馬のダート戦と言うと、G2競走が1つしか存在しない点をこれまで強調して来たが、その施行場にG1競走が生成された事実。それが、春と秋に分断するのは、JRAの空間では当然の話ではあるが、2回目以降の禁止事項と示唆する2014年の「第15回ChC」でホッコータルマエを起用した主催者は、そこが「第1回」という認識は無かったのかもしれない。当時は、「チャンピオンカップ」で無く「チャンピオンカップ」と複数形を使用したことで、「連年起用(連覇)馬」は出ないと明言したものである。
 今のところ、その筋通りになっているが、誰の記憶にも無いだろうから、その意味も薄弱になっている。ホッコータルマエは既に「JCD」を2度も3着し、その合間に「東海S」も3着したダートG1を5勝したスペックであった。翌年のG1Jpn1共に未勝利で2ケタ人気であった牝馬サンビスタは前年*1着同枠歴のみで起用された同一世代なのか。翌2016年の非繁殖牡馬であるサウンドトゥルーは、同枠で*1着同枠歴を刻んだノンコノユメの増額1億G1となった「フェブラリーS」を暗示する為では無かろう。と言えるのは他に理由が存在するからである。
 そして、昨年のゴールドドリームムーアの手綱であったから勝てた訳ではないが、通常であれば、上位人気に推されるべき当年JRAダートG1連覇馬の信頼が堕ちたのはコパノリッキーの裏切に、マスコミが一斉に、反目したからだろう。(外)モーニンは、「根岸」経由で短距離馬のイメージが払拭できなかったし結果も、その通りであった。
 キングスガードロンドンタウンも存在しない今年の1億増額戦はノンコノユメなどセン馬が纏めてしまうのだろうか。と言っても同世代のウェスタールンドとの頭しかいない。何が回避して、下位の何が出走可能になるのかの情報は仕入れていないが、昨年、除外に嘶いたアスカノロマン(2016年3着)やサンライズ2頭などがリベンジを果たすかもしれないし、世代交代促進3歳馬起用のシナリオも想定の範囲ではあるが「フェブラリー」の結果はそれを否定するから、余計にややこしい。