モレイラ・バイアス ~関東以西の競馬は中止になる可能性もあるので~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「沈思黙考」と宣言したものの黙して語らずでは無い。今回はマシなコメントも無かったので読み物を呈す。

 ジョアン・モレイラの昨年の札幌インパクトは衝撃的だったのか、今秋にはJRA騎手免許試験を受験するという報道の影響なのか、そのバイアスは計り知れない。
 今年の9月26日に35歳となるモレイラは2014年「安田記念」時に初来日未勝利に終わったが、翌年より札幌での「WASJ」で優勝してからは日本の競馬ファンへのアピールは衝撃的であった。その後も毎年のように短期免許で来日している。
 コース的には「札幌ダ17」での単勝1番人気で連を外さない騎乗は出色であるが、そろそろ、バイアス人気馬にも騎乗するから注意が必要だろう。兎に角、一流騎手であるとサークル内外を問わず思われているから、その騎乗馬も、そこそこ以上のレベルが集められるだろうから、ある程度の率は保証されるものだが、圧倒的人気馬やバイアスが掛かっても人気馬にならないような(単勝9番人気以下)馬では無理に狙う事は無い。
 単勝1~4番人気馬騎乗と単勝5番人気以下の馬との間に色々な意味で、非常に深い断層があるから、そこを目途にしても構わないだろう。
 テキとの相性は、堀宣行調教師が最もよく、このカップリングで単勝1番人気なら「お得感」は無いが狙って勝てるレースになる。逆に藤沢和雄調教師とは相性が悪いかもしれない感じはある。栗東なら、須貝尚。
 種牡馬相性は初勝利のスミレもそうだったがダイワメジャー産駒が良く見える。特に芝15戦が良好。母数は少ないがワークフォース産駒も人気だが良好で芝26などの長距離戦が良い。斤量は53キロまでなら騎乗している。
 今週は土曜日に7鞍、日曜日に9鞍騎乗予定だが今週は過去騎乗した戦歴は無いが、以下、当研の簡単な3段階評価を付加しておく。あくまでも個人の意見で自己判断ベット。
◎タイセイパルフェ  ロードカナロア産駒
○ブルレジーナ    ダ17 1回おきに善戦で今回は善戦の目
消アドマイヤスコール 新馬
○シュエットヌーベル
◎デルタバローズ   堀宣行
○プロフェット    池江泰 兄
▲レッドジェノヴァ  芝26


▲ネル          ダ17 単1で10着
▲サクラユニヴァース 芝15 1着
◎クラージュゲリエ  新馬 弟 1着
◎ルプレジール    新馬 ダ17 4着
▲エレクトロニカ   須貝 ディープインパクト産駒 3着
消トラネコ      ダ17 降級 5着
○エアマスカーニ   1戦1勝 5着
消メイショウタチマチ ダ17 1着
消アグレアーブル   クイーンS JRA重賞は未勝利なので色気はあるのか? 7着

▲テラノヴァ(加筆)   既にリミットの3勝したので、ここは???か。と思ったが、岩田からの緊急乗替であった。 1着

以上。

後記:流石のモレイラ、初騎乗の週は意欲満々で、俗に言う「モレイラ単全部買う会」的には単勝回収が124%とプラス回収を誇示した。まぁ、これがMAXだろうから、より慎重さが必要になる。
どちらにしても、こんなクロフネがJRA所属になった暁には、益々、円の持ち出しが加速するし、フリーの中堅騎手には焦燥感も出てくるだろう。服部寿希(ジュキではなくトシキと昭和読みする)の初勝利とは別の世界の話だろうがw