「沈思黙考」と宣言したものの黙して語らずでは無い。今回はマシなコメントも無かったので読み物を呈す。
ジョアン・モレイラの昨年の札幌インパクトは衝撃的だったのか、今秋にはJRA騎手免許試験を受験するという報道の影響なのか、そのバイアスは計り知れない。
今年の9月26日に35歳となるモレイラは2014年「安田記念」時に初来日未勝利に終わったが、翌年より札幌での「WASJ」で優勝してからは日本の競馬ファンへのアピールは衝撃的であった。その後も毎年のように短期免許で来日している。
コース的には「札幌ダ17」での単勝1番人気で連を外さない騎乗は出色であるが、そろそろ、バイアス人気馬にも騎乗するから注意が必要だろう。兎に角、一流騎手であるとサークル内外を問わず思われているから、その騎乗馬も、そこそこ以上のレベルが集められるだろうから、ある程度の率は保証されるものだが、圧倒的人気馬やバイアスが掛かっても人気馬にならないような(単勝9番人気以下)馬では無理に狙う事は無い。
単勝1~4番人気馬騎乗と単勝5番人気以下の馬との間に色々な意味で、非常に深い断層があるから、そこを目途にしても構わないだろう。
テキとの相性は、堀宣行調教師が最もよく、このカップリングで単勝1番人気なら「お得感」は無いが狙って勝てるレースになる。逆に藤沢和雄調教師とは相性が悪いかもしれない感じはある。栗東なら、須貝尚。
種牡馬相性は初勝利のスミレもそうだったがダイワメジャー産駒が良く見える。特に芝15戦が良好。母数は少ないがワークフォース産駒も人気だが良好で芝26などの長距離戦が良い。斤量は53キロまでなら騎乗している。
今週は土曜日に7鞍、日曜日に9鞍騎乗予定だが今週は過去騎乗した戦歴は無いが、以下、当研の簡単な3段階評価を付加しておく。あくまでも個人の意見で自己判断ベット。
◎タイセイパルフェ ロードカナロア産駒
○ブルレジーナ ダ17 1回おきに善戦で今回は善戦の目
消アドマイヤスコール 新馬
○シュエットヌーベル
◎デルタバローズ 堀宣行
○プロフェット 池江泰 兄
▲レッドジェノヴァ 芝26

▲ネル ダ17 単1で10着
▲サクラユニヴァース 芝15 1着
◎クラージュゲリエ 新馬 弟 1着
◎ルプレジール 新馬 ダ17 4着
▲エレクトロニカ 須貝 ディープインパクト産駒 3着
消トラネコ ダ17 降級 5着
○エアマスカーニ 1戦1勝 5着
消メイショウタチマチ ダ17 1着
消アグレアーブル クイーンS JRA重賞は未勝利なので色気はあるのか? 7着
▲テラノヴァ(加筆) 既にリミットの3勝したので、ここは???か。と思ったが、岩田からの緊急乗替であった。 1着

以上。
後記:流石のモレイラ、初騎乗の週は意欲満々で、俗に言う「モレイラ単全部買う会」的には単勝回収が124%とプラス回収を誇示した。まぁ、これがMAXだろうから、より慎重さが必要になる。
どちらにしても、こんなクロフネがJRA所属になった暁には、益々、円の持ち出しが加速するし、フリーの中堅騎手には焦燥感も出てくるだろう。服部寿希(ジュキではなくトシキと昭和読みする)の初勝利とは別の世界の話だろうがw