[農林水産省賞典]第68回安田記念 ~最終結論~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 最多出走の4歳馬による連対構造か、上位が総て4歳馬という表層に騙されてはいけない結果。単勝2番人気馬が6着になる結果とは。


 歴代出走馬を全頭検索に掛けて着順検証すると、1着馬の出走が1回こっきりのケースを見かける。馬名を挙げる必要性の有無は判らないが、例えば、近年から羅列すると2014年のジャスタウェイロードカナロア(2013)、ショウワモダン(2010)、(父)ツルマルボーイ(2004)、アドマイヤコジ-ン(2002)、(父)エアジハード(1999)、(外)タイキシャトル(1998)、(父地)トロットサンダー(1996)までが、(国際)(指定)の条件で、1994年のノ-スフライト(国際)だが(指定)でなく、それ以前の(地)オグリキャップギャロップダイナが(混合)時代の「安田記念」1回だけ勝ち放しの歴代である。
 つまり、これらの歴代は、翌年以降の「安田記念」には出走していない訳で、今年で言うところのサトノアラジンである。検索対象は1986年以降の32頭なので約3割(2:1)が連年起用の機会を破棄している訳である。これに2着馬のデータを加えると、連対馬のデータが完成する。
 こういうデータに一覧性を整備すると、単純な出走構成データが完成するが、単純に、「OOOレース」1着馬が存在しない年は、あの年で・・・とたった1つの条件で調べてサンプルを探しても何の意味も無い。ここでも「2:1」の合理を導入して、複数の戦歴の組合せによって「出走構成」を分類する必要があるのである。
 しかし、これを文章で説明するのは、非常に難しい。いや説明だけなら、どうとでも表現は可能であるし、資料もあるが、それを第3者が理解し納得するまでになるまでが難しいのである。この辺りまで。戦歴成分分析すると「単純な似た物探し」に成り下がる事はない。