第13回ヴィクトリアマイル ~特別登録馬全馬出走予定の18頭立戦~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 出走馬も騎乗予定騎手も確定し公表された。一部、ヤネの変更もあるが、ほぼ前走通りで、騎乗停止明けの武豊もリスグラシューに騎乗する。4枠07番なら・・おっと、ゲート予測すると万が一、その通りになると、そこにバイアスが生ずるので、すまい。

 ところで、貴方は、レースアプローチの際に、4着や5着馬の戦歴や、出目などに興味を持つ事はあるだろうか。仮に 4着になる戦歴や出目が予測出来れば、それを馬券に加える必要がなくなる訳で、その手間が有意なのか否かは、本人の考え方次第。


 昨年2度目の4歳現物の馬券占有が為された訳で、ストレートガール世代による連覇を3度目で打ち止めた現5歳世代のアドマイヤリードである。ヴィルシーナの連年起用はストレートガールに受け継がれ、それにホエールキャプチャーウオッカも加わり、「Vマイルはリピーターが強力」という印象操作いや、イメージが植えつけられているから、アドマイヤリードの連年起用の可能性が無いと断言する事は出来ない訳で、7枠配置なら尚、良好という事になる。これは、物凄い出目根拠がある訳でなく、ストレ-トガールに準拠しただけの話。しかし、同馬の連覇は6歳→7歳時に起こった特異現象である。
 逆にアドマイアリードは、「阪神JF」で1着枠、つまりメジャーエンブレムの枠に組まれた個性であり、3歳時には何ら機能を発揮出来ずに条件戦を1つ加算しだけの弱者型で、それが半減直前に、準opからG3も踏まずに、G2を2着してこの舞台に上がって来た。
 そういう意味でシルバーコレクターであったリスグラシューとは対極戦歴である。同馬は「阪神JF」の2着現物馬。昨年の2着馬デンコウアンジュメジャーエンブレムとの関わりを持っていた事は誰でもご存じだろうが、「第4回アルテミスS」の1着馬、この点もリスグラシューとの共有事項の1つ。4歳馬による占有が起こらないという仮説の下では、フォーカスは制限されるのは当然の話。