今年の「皐月賞」と、従前の同番組との単なる比較論であるが、「アーリントンカップ」が、「NHKマイルC」のトライアルとして、この開催週に移設された事で、昨年の2着ルートも封殺され、こちらは1着経路であった「毎日杯」とは異なり、来年以降も採用される蓋然性の無い経路となった。
併せて、当該「皐月賞」に、寄り沿っていた第2場(西)メインは、準op特別からダート重賞である「アンタレスS」が編成される事となった。それは、つまり「賞金日計」の変化でもある。
「アンタレスS」は、2012年に「3回京都」から「2回阪神」に、移設されたダート重賞であり、2011年を受けて、そこに変化を受けたというのが当研の認識だが、その「変化」を物ともせずに(地)ゴルトブリッツが連年起用を受けている。
2011年は、震災の影響を受けて「(代替)皐月賞」が「2回東京」で施行された年で、WIN5の申し子という偽名の下、代替ルート代表のオルフェーヴルが一冠目を3馬身の圧勝で獲った年である。そして、その日こそ、その10分前に「第16回アンタレスS」が取消処理を伴って同日施行された。
そして、この「(代替)皐月賞」の1着枠である6枠から最後の「第14回JCD」1着馬が生まれる事になる。
さらに、翌2012年の出直しの「皐月賞」でロゴタイプがゴールドシップが「共同通信杯」からの(優)なし皐月賞馬、ニュータイプとして出現する事になる。
そして、これに伴う似た物探しをする場合、該当するのが「すみれS」から2戦2勝で直行する阪神の申し子であるキタノコマンドールなどに当たる。しかし、同馬に関しては電子証券会社が口座開設を前提としてアプリでゲーム感覚で小口馬主としての気分が味わえる代償としてトウシロ馬主らから小銭を集めて成立した競走馬で、TVCMにも出演している北野武が名付けた事で話題を呼んでいるだけの馬である。
まぁ、キャリア2戦馬が「皐月賞馬」になれば、「史上初」的に話題にもなるだろうが「皐月賞」は、それ程、甘く無いという現実もあるのである。でも無敗馬大好き競馬ファンからの資金流入はあるのだろうから上位に位置するが同馬は新設された5着(優)の可能性が高い。。
(追記)その他の対象馬は、「京成杯」からの直行馬であるジェネラーレウーノの起用だが、これらは一律、前走が芝18ではない訳で、芝18となると、常に「皐月賞」では、「スプリングS」か「共同通信杯」若しくは「きさらぎ賞」になってしまう。