今年、「第55回」を迎える当該「報知杯弥生賞」が創設されたのは、東京で五輪が行われる1964年3月1日で、その際に1着したトキノパレードはマイルの「京成杯」1着歴を持ち込んだスペックの馬だったが、次走の「スプリングS」惨敗後、クラシックには向かわずに裏街道を走る。
この年の「第24回皐月賞」は「スプリングS」を1着した後の三冠馬シンザンであった。2着馬アスカは「阪神3歳S(1着牝馬)」2着馬で3着馬ウメノチカラは「朝日杯3歳S」1着馬である。
この年に「第1回」を施行した重賞が存在したのか否かは知らないが、今年、「第55回」を迎える重賞は、当初、存在し得なかったはずなのだが、実際は、今年の「愛知杯」が既に「第55回」の施行を完了している。「愛知杯」の1964年は創設2年目のダート戦で「第14回阪神3歳S」を1着したコウタロー(牡4)を起用。同重賞は1968年「第6回」を開催中止としている。
この敢えて、競馬番組に生み出された「第55回愛知杯」は「第55回報知杯弥生賞」に何らかの影響を付与するのか否かは、全く解らないが、よもやまとして書いた。
当該トライアルの特別登録馬は11頭と少ないから、総ての戦歴を精査する事も可能だが明日から2日間は出張不在になるので、その時間も無いかもしれないので、ご容認ください。
この時期のトライアルには無加算馬も無戦歴馬も出走可能であるから相変わらずの森厩舎がヘヴィータンクを登録しているが重視すべきは、そこでは無さげである。しかし、収得賞金ゼロから5千万超となる最優秀2歳牡馬が登録段階では存在する番組が組まれた事には変わりない。
3戦3勝馬ダノンプレミアムを頂点とする登録馬にはG1昇格のタイムフライヤーは存在せずに2着の(外)ジャンダルムが代役となっている。呼び名的には同じ3戦3勝馬の身となるワグネリアン。
当研がキーホースとみているのは「ホープフルS」で当研が◎を打ったサンリヴァルである。あとは藤沢厩舎でレコード駆けのオブセッション(シルク)になるだろう。オルフェーヴル産駒は、地方川崎でのみ加算のあるアラウンのみで、これも森厩舎所属馬である。森はもう1頭、ダート加算の(外)のニシノ馬を登録している。因みに「第55回愛知杯」で起用されたエテルナミノルの初加算はダート戦であった。
(追記)今年は書き忘れたが、過去5年の弥生賞1着馬が「前走1着歴」を持っていた事を申し添える。それは無敗馬が起用されたら、記録が続く事を意味する訳だ。当たり前だなww。さらに「朝日杯」が「SARC」がG3化した瞬間をそのまま投射した点も付加しておく。これを再現と見るか否かは自由領域である。