3場変則2場3日連続開催 ~2014年の悪夢再び~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 コメント欄で、ご指摘の通り、今週の競馬は「3場変則2場3日連続開催」である。この言葉は当研が独善的に定義したもので、余所で使っても通じないが、その外形は理解の範疇だと思う。確か、過去に使ったと思うのだが、検索に掛らなかった。関東主場先導型から関西主場になった時だったか、まぁ、どうでも宜しい。

 近年でいうなら、表題は既に春のG1シーズンインした「3月」。厳密には「スプリングS」と「阪神大賞典」が施行される節での専売特許であったものが「暦」の基準により通常の時期に許されない為の苦肉の策なのかどうかは判らないが、初めての「2月施行」である事に変わりない。「2月」と言えば、今更言うまでも無いが、今も各地で「低温注意」が警告されるように「寒い時期」であり、記憶に新しい2014年の超タブー戦6日目施行の「第48回共同通信杯」が8日目フェブラリーSの翌日に施行された悪夢が蘇る。そんな黒歴史の中で誕生したのが昨年末やっとこさ引退を許され、その花道に「阪神カップ」を選んだイスラボニータである。

 コメント者が2016年と名指したのは、厳密には今年のそれが、昨年のそれとは異なる為で、それは、下表で簡単に確認出来る。併せてG1勝歴4歳馬が4頭も存在する「第111回京都記念」無指定で施行される事も何かと言及されるだろう。そして「第111回」が示す意味は、語る人によって様々なのも事実である。