今週から稼働する「2回中京競馬」は「1回中京」と同様に全6日開催であるが、現行競馬番組では夏季の「中京記念」を最終日に所有している「3回中京競馬」のみが旧形式の全8日開催を維持している。
この「2回中京」の最終日には「高松宮記念」が編成され、2013年以降、今年で5年目の6日目最終日のG1競走であるから既に安定期に入った。
2009年ローレルゲレイロの「第39回宮記念」が初めての6日競馬のG1で、言わば、これが現在の基本系であり、2013年ロードカナロアも、この轍を踏んでいる。しかし、2015年当研が打った◎に応えて(国際)化15年目で初めて[外]を起用した時から何かが変化したのである。
ゲート番こそ、前年と同じ2枠04番だが、単勝1番人気馬ビッグアーサーの起用は、その人気も着順も全く理解出来ない決着構造のまま現在に至る。当研の◎は306ミッキーアイル(2着)だった。一昨年までの5年間をAコース。昨年が2010年以来のBコース施行だった事を理由にするには安直過ぎるもので、2008年のファイングレインの着ぐるみは、ゼッケン2枠04番だけの符号で造形されるものではない。
つまり夏季の「3回中京」を除く、春と秋の3開催を全6日競馬で施行する「中京競馬」に於いて「6日開催」が特殊だか非正規だとは、誰も思わないだろう。
今年の「2回中京競馬6日目」は従前のように「春のG1先走りシリーズ第2弾」では無く、春の5連続G1の稼働ポイントという新たな立居地が付与される。しかし、中京競馬を全6日開催とした事には、もう1つ重要な意味がある。