「第57回京成杯」~遥かに遠い皐月賞への道~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 今日は既に木曜であったので、決定出走表加筆

 明け3歳、マイル重賞に続き、なぜか「皐月賞」に直結しない「京成杯」。それを知ってか知らずか、「シンザン記念」には、中央転厩3戦目の岡田馬(地)トラストが増量馬として*1着同枠馬に甘んじたが、ここには収得賞金1800万超過馬は存在しない。しかも900万馬すら「紫菊賞」勝歴を持つアダムバローズが唯一で、50万不足で増量馬にならないマイネルスフェーンが優遇されると見るムキもあるだろう。
 明け3歳で56キロとなるのを嫌ってか6700万の1着本賞金に目がくらんだか昇格前の閉幕「第33回ホープフルS」に参戦した同馬を含む3頭は総じてレイデオロにボロ負けしたキャリアである。そのレイデオロにしても「葉牡丹」の方が計時が上という不徳である。つまり、筆頭にせよ、コメートと同じ立場で春の3歳戦線を戦う事になる。
 「(旧)エリカ賞」にあたる条件一般勝歴馬ダノンディスタンスが存在しないここでのキーホースは、牝馬だがベストリゾートと共に3連覇がかかるサンティールと初東上となるガンサリュート共に出走が無いなら買わない。
 錯誤無き理解を望む点は、3歳別定戦では、増量馬の存在で、そのレース自体のレベルを左右され事は無いという点に尽きる。

 また、(地)トラストが終わったような話もあるようだが、*1着同枠馬が取消馬であっても機能したディーマジェスティを昇格2年目に見せられたのだから、同馬の集票動向は見逃せない。ちなみに直近の7日開催の連対構造は「ベスト・・・」と「マイネル・・・」である。