第11回阪神カップ ~初めての8日目開催は4度目を受け入れるのか~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 創設以来、そのポジションの曖昧さに違和感のまま10年が経過し一時期は、「札幌記念」と共に「(特し)なスパーG2」という中途半端に扱われて来た「阪神カップ」は、今年、句読点とか言う打止なのか幕引なのか解らぬ立ち位置で初めての「8日目」開催を全9日開催の5回中山競馬で施行される。

 それは、日本中央競馬会が同じ事を繰り返す事が出来ない為の方策でしかない。ある年は、月曜競馬でWIN5対象競走となり、今年は、2014年から続く土曜日施行で、そこから外され放しで放置プレイ。しかし、今年は「5回中山8日目」で「有馬記念」の前日施行である。

 そんな事とは、関係の無いところで、一昨年までの6年を西暦偶数年開催を前年1着馬の連覇という形で収束させている。ならば、「今年はディフェンデイングのロサギガンティアだ!」と気づいた事は、貴方だけが気づいたマル秘のルールではない。そんな事ぁ、誰でも知っているし、2度ある事は3度あっても、4度目は無い。という事を肌で感じている人もいれば、間違い無く、4度目はあると思う人もいるし、それが「有馬記念」に因果している事に気づいている人は、「有馬」の後に施行された歴史の理由付も済ませているのである。

 まぁ、ガルボを挙げるまでも無く「有馬」よろしくリピーターの起用性については、否定するには及ばないから、馬齢による有利不利よりも、過去の出走歴の方が重要になる。

 当研は、これまでも新設「第1回」は、過去に起用しない戦歴を宣言すると言って来たが、当該重賞も、この10年「第1回」で起用したフサイチリシャール、つまり3歳馬を、その後に1着起用する事は無かった。されど、句読点。さて、貴方の判断は如何に?