「朝日杯FS」が決着し来週の最終週初めて9日目で施行される「ホープフルS」の特別登録馬が発表となり、その面子に愕然とした。これでは、そもそもの資格賞金からの2歳戦アプローチに意味が無くなる。まぁ、その結果が「朝日杯FS」の結果であるから「愕然」とは大袈裟だが、既述の2歳オープン馬一覧に並んだ戦歴を完全否定したものであった。500万条件を勝ったのが2歳G1連覇を達成した藤沢和雄のレイデオロだけである。同馬は同場同距離の「葉牡丹賞1着馬」で最近の藤沢には珍しく「中山」の条件戦である。嘗ては藤沢所属の(外)用とおもっていた「葉牡丹賞」は、(外)シェルゲームや(外)ミッションモードが1着した番組だが「ラジオたんぱ杯」をクラシックで無力化した(外)ロードアックスが重要だった。
レイデオロの「葉牡丹賞は揃目決着で、それと「揃目開催」を結びつけるなら十分集票力に見合った結果となるだろう。藤沢が全部持って行くのだろうか。2歳資格賞金上位は以下のようになる。これが主催者の想定形なのか。
最優秀2歳牝馬4450万>最優秀2歳牡馬4300万>ホープフル1着馬(仮)4250万>朝日杯2着馬4200万円
「朝日杯FS」は6年前から隔年で「ベゴニア賞1着馬」が起用されていたが、今年はG1変革によって3着相当としたが、主催者は頑なであった。しかも、阪神移設後の3年の1着ゲートを「内から2番目、外から2番目(これを同値と扱うロジックがあるらしい)」で統一してしまった。その「ベゴニア賞」も揃目決着である。
兎に角、今年の「ホープフルS」は来年、(指定)となるから、地方馬の出走には(地)トラストのように転厩や規定とおりのルートを走らねばならなくなり、「JRA認定競走」を勝っただけでは出走出来なくなる。その為に、岡田総帥自ら、この名を冠した[地]コスモスが2戦2勝の看板の下、出走するのだろう。


