爺さんの言うところの「句読点」となる7度目の揃目開催の「菊花賞」である。第83代ダービー馬マカヒキは、「東京優駿」後の国外、つまりJRA外で賞金書換を行ったが特別登録馬名表には、その名は無い。準三冠馬の形容も使われる事はないという点では、昨年のドゥラメンテとは同じだが、根本は全く異なるものであり、明け4歳で何とか賞金書換を実現した同馬は既に競馬番組には存在しない。
「東京優駿」2着現物サトノダイヤモンドが「神戸新聞杯」で1着(優)、3着現物ディーマジェスティは「朝日杯セントライト記念」で1着(優)をそれぞれ順当に手に入れた。JRA重賞が単勝1番人気馬によって占有された時期の話である。昨年は「朝日杯」の(優)を持つキタサンブラックが、「神戸新聞杯」の(優)の2頭を従えて決着し明け4歳の「春天」でも堂々と1着起用され、「京都大賞典」から「春秋連覇」を狙う。と思ったが特別登録は為されていない。欲深い大野商事の思惑は、大魔神の馬がG1勝利して益々増幅するのだろう。