年度代表馬への道標2016 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 謹んで台風被害のエリア、その他、自然災害の被災者の皆さまには

                           心からお見舞い申し上げます。

 

 2冠馬誕生の昨年は、モーリスが年度代表の座を持ち帰った。今年5歳の同馬は引退するでも無く、悠々自適なローテーションで今年の初戦を香港で迎え「チャンピオンズマイル」で[外]コンテントメント以下を封じまず1勝し「安田記念」を2着に負けたまま「札幌記念」でも2着。負けながらも着実に賞金の書換えを行っている。一方、エイシンヒカリはフランスの「イスパーン賞」で今年の輝かしい1勝目を高レートで上げたものの英国に渡って敗退という身。国際レーティングのランキンクも「DWC」でリベンジを果たした米国の[外]カルフォルニアクローム(133)に大きく差をつけられた2着。何とかという新興政党の女性代表から「2位じゃタメなんですか?」という存在。

 オリンピックの結果を見て、JRAは、当年ダービー馬マカヒキに絶大なる期待を膨張させる演出を行い、応援プロジェクトも組んで特設サイトまで用意して海外競馬の国内独自販促を図る。そして、「単勝1.0倍計画」は、着々の感。どんぶりが国内(独立プール方式)だけっていうのは、ノミ屋並みの、いやブックメーカーと言っておかねば狙われるか。

 そんなこんなで、「有馬記念」まで混沌か「エルコン事件再発」かの行方は夢のまた夢と消え去った。その単勝売上はいくらか知らないが・・それなりに胴元にも国庫にも入った。