[SWIN5-3]第36回新潟2歳ステークス~モーヴサファイア~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 夏の新潟競馬の2歳戦で初勝利を挙げて明け3歳春のG1戦線で活躍した戦歴の代表は皆んな大好きシンボリルドルフになるが、近年では、久しぶりに昨年登場したルージュバックがいるが同馬にはクラシック勝歴は無い。久しぶりと言ってもオルフェーヴル(2011年)以来だから、それ程、昔話では無いが、この2頭の三冠馬は全く違う新潟デビュー馬である点は、言うまでも無い。後は、メジロドーベル(1997)やアドラーブル(1992)になるから、今は昔のお話だ。これらの活躍馬は総じて「新潟代表(3(2)歳S1着馬」ではない。
 だから逆に新潟デビュー馬で無いと「新潟2歳S」を勝てない訳では無いし、新潟デビュー馬が、これを勝つとクラシックでの起用の可能性は低くなるとも言えるし、秋季の2歳戦で成果を残す必要性も出て来る。
 しかし「新潟2歳S」に出走した時点で、ラインから乖離する訳ではなく、メジロドーベルや、あのライスシャワー(1992)も「新潟2歳S」での惨敗歴を持っている。まぁ、どちらにしても、それが芝12戦であった頃の話である。それは、左周りでない事を示す。
 勝歴は無いとは言え、2008年のスマイルジャックタケミカズキは、共に新潟芝16戦で
デビューを飾った馬である。2008年が新潟競馬に特別の優位性を持っていた訳である。


 今年、ここにも10月の五大競走登録を目指す2歳馬が集められた。牡牝比率50%は、出走馬確定時も変わらないだろう。未勝利牡馬1頭を含めて19頭。フルゲートは18頭である。

 オープン馬は阪神デビューの中京初加算のリンクスゼロが唯一で回避、同馬は現2歳世代収得賞金ランキング2位タイの5頭の1頭。ディーバワンサ(牝)は出走しない。注目馬はモーヴサファイア