札幌6日開催 2年目の「STV賞」 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 北海道シリーズに何組か存在するメディアカップリングレースで「HBC」系のみ札幌開催のみに存在するが、総て本社は札幌にある。サイン派はキー局がどこで、コ-ルサインはJ**でと言った具合に区分するが番組論者は一切、行わないし「HBC」寄贈番組が1つしか無い点にも拘らない。寄贈とは言え、大したものは寄贈しない。ご存知の通り「杯」が函館で、「賞」は札幌。

 そんな中、「STV」は10年前の2005年札幌から2006年函館にかけてセイントリーフレア(牝6)が*2着同枠馬から*1着同枠馬への立場を踏んだ。今年、アドマイヤサブリナ(牝6)が昨年の札幌2着現物を今年の函館*2着同枠で再現した。だから、今年は・・とは続かないのは10年に1度の頻度の出来事は、今週の起用性を左右しないから当然の話。だから我々は、代枠戦を想定して上位人気馬の同枠馬に狙いを絞って戦歴分析する訳だ。

 これらの競走群は、細部のカテゴリが異なるからと言って、出目は別の棚だが、騎手だったり厩舎を符合させて起用馬を示唆するような偶然はいくらでもある。それは、北海道担当年なら当然の話で翌年は何の役にも立たない点で、オペレーションとは別物(教唆系)の話である。条件戦であれ、重賞であれ、戦歴解読は、戦歴で行うのが基本である。

 2014年以降のこの距離(芝15)は「札幌」独特の距離なので、一般的にはコース実績を重視したり、マイル実績を重視したりするが、人気上位馬は拾えるが逆はまず無理。先行戦がなぜ牝馬限定戦「道新SP杯」なのか?しかも、2015年距離変更と日程変更によって現在の日割を完成させている点に着目すべきで、だから今年も、ダンツキャンサー(牝4)を探すだけで事足りる訳ではないのが競馬の難解なところでゲーム理論でも何でもなく常勝必衰のルール。

 特別登録馬には、2着現物のオートクレール(牝5)、テラノヴァ(牝3)、*3着同枠のレオフラッパー(牝4)の3頭のみで、グレイスミノル(牝4)は存在しない。キーホースはレオフラッパーになる。