[S2K](農)小倉記念 ~サトノラーゼン~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 これは、「新潟大賞典」の際にも行った過去検証だが、サトノラーゼンを「ダービー2着馬」として見た際の似た物探しの中では、インティライミ(2005)の「(代替)函館記念」が明け4歳時参戦の唯一だが、同馬のスペックは「京都新聞杯」から「ダービー2着席」についた点や3歳500万加算馬という点で4歳夏季の時点ではサトノラーゼン的であるインティライミ

 ・・・と書くと、それらしく読めるが、ダービー2着馬が明け4歳の夏季競馬番組で競馬場に存在する事自体がJRAでは摩訶不思議な存在で、同馬の3歳上重賞の初戦は当時、秋季競馬番組に存在し、ここからハンデ戦となった「第42回中日新聞杯(取消)」での57.5キロ2着である。同馬は当然、「春天」を目指して春季競馬に参戦したのがダービー後の中32週を明けた「日経新春杯」での56.5キロでの3着でこの年に(国際)化したハンデ戦で、ここを叩いて「阪神大賞典」参戦するが(市)ディープインパクトの後塵を拝し8着。「新春杯」で同枠だったトウカイトリックが2着席に着いたが、それとは因果関係は無い。
 インティライミの「中日新聞杯」は、当時まだ(父)限定戦であった。だが里見名義とは相性が良く、今年もサトノノブレスが起用されたし、3年前はサトノアポロ。だが、今週は「小倉記念」であるから距離とハンデG3である点を共有するだけで全く関係は無い。
 既にサトノラーゼンには、明け4歳での4歳上ハンデG3敗退歴がある。これは、石川騎手の責任として、「AJCC」もベリー騎手の責任として、岩田騎手に乗り戻るなら再び集票力は再活性化する想定はあるが3着内率100%のキャラの2ケタ着順起用は理由はどうあれ頂けない。同世代のドゥラメンテの登録抹消が「ヅカ」後の7月なので、それ以降、ここが初戦となるサトノラーゼンという点は気にはなるが...。