3回中京最終週に「長久手特別」が再生される理由とは・・ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 結局、ここから「中京記念」に解り易く飛んだのは「騎手出目」だった。

 当該「長久手特別」は直近では今週の「中京記念」がマイル化してSMS新設された2012年に再生され2年だけ施行された1000万下条件特別だが、再度、2年を経て初めて「中京記念」開催週に編成された。これを以って、今年の「中京記念」が一過性だのダブー戦だのと稚拙な展開はしないが、それ以前に昨年と今年は総てが異なる番組で、つまり、それを一過性やらタブー戦やらと区別する必要が何処にも無いという事である。例え区別しても何も出ない。

 これと同カテで同じく2012年再生後、施行され続ける「有松特別」1着馬ウインガニオンが「中京記念」に52.0キロで特別登録があるので、週中検証に入り込んで来た。「長久手特別」には、「有松特別」から2頭のみ出走するが、それが、ジョーウォルターメイショウヤマホコである。

 同一開催に同場同距離がある場合は、どちらか一方がハンデ戦になる事が多いが、ここでは共に定量戦を設計している。蛇足だが、2012年の再生時芝20戦だった「有松特別」で1着起用された3歳馬ラニカイツヨシは、ここでの加算を経て、「菊花賞5着馬」となっただけの無機能馬である。無理にコジつければ「菊花賞」s3着対角馬に見える人もいるだろうが、そこには、表現すべき意味が無いのだから、結局、無機能。

 特別登録馬には、前年のハンデ戦を単勝13番人気で3着したタガノリバレンス(54)も*1着同枠馬ナインテイルズも存在する。人気は、降級馬マサハヤドリームあたりになるのだろうか。よう解らんが...わざわざ、取り込んだのだから、「中京記念」へ枠出目の1つぐらい発信するのだろう。尚、今週の「中京競馬」の特別競走の編成は、これ以外は総じて据置戦となる。