「皐月賞」を阪神芝2000mで | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

  皐月賞を阪神芝2000mで  

 JRA(日本中央競馬会)の番組編成委員会が4月1日に東京都港区六本木の本部で開かれ東京オリンピック開催の2020年度についての大きな競馬番組改編を議決した。
 中でも、目を引くのは、3歳クラシックの一冠目である「皐月賞」を、従前の中山競馬場芝2000mから「桜花賞」と同じ阪神競馬場の芝2000mで施行し1着本賞金を9700万円から1億2000万円に増額する点。
 JRAは2014年に最優秀2歳牡馬の事実上決定戦であったG1競走「朝日杯フューチャリティステークス」の施行場を「中山」から「阪神」に変更している。また、変更にともない現在、2歳G2競走でありながら1着本賞金6500万円を設定している「ホープフルステークス」をG1競走に昇格させて「朝日杯」と共に1着本賞金を、8000万円に増額し、再び、セン馬の出走も可能とすることで、外国調教馬の誘致を目指す。
 なお「日本ダービー」は、その名(東京優駿)の通り、「東京競馬場」で従前通り施行されるがクラシック3冠レースのうち、当該「皐月賞」と「菊花賞」の2冠が関西で施行されることとなる。
 また、それにともない「皐月賞トライアル」である「スプリングS」と「弥生賞」が、それぞれ阪神コースで施行され、「若葉賞」はG3競走に格上げされて中山競馬場に変更される。というエイプリルフールである。