今年は閏年。そして、2月末期、先週より、春のG1シリーズに向けての(指定)戦が3場開催の空間で、既に稼働している。それは3歳戦でも同様で、トライアルだけがクラシックを占有している訳ではなく、先行する「すみれS」が「若駒S(揃非戦)」出走馬や「ホープフルS(取消戦)」出走馬にも加算を許さなかった現実が今年の示唆の稼働である。逆にそれが、クラシックに全く無力であることの暗示とも採れるが加算は1勝馬クラシックディスタンスの条件平場すら勝てない戦歴がレコード計時歴を利して起用され産駒筆頭の稼頭となった。
頻度的には確かに目立つ、皐月賞トライアルへの牝馬の出走・・・世間のアナウンスは知らないが1994年エイシンバーモント以来、1992年は閏年でもあるが、歴史の唯一の機能はユーワベティの*2着同枠のみ。1着枠が人気馬であろうが不人気馬であろうが1着枠が「3枠」(若しくは連対枠が「7枠」)であったなら、その観点を否定する用意は無いが、所詮、枠出目での話となる。持論によっては、総てのJRA競馬番組は、国際グレード認定以降でしか語るべきではないという研究者もいるだろうし、それが正論である。しかし、現行のJRA競馬は、(混合)(国際)混催という不安定な舞台装置の上で施行を消化し続けている。だから、時にJpnでも、それ以前の国際的には何ら意味を為さない3冠馬らの戦歴も謄写しながら施行される事もあるが、将来的には、総て幻想サンプルになるのを待つ身の上。
牝馬が出走した「G2弥生賞」