2歳牝馬戦線に東京マイル重賞「アルテミスS」が新設されたのが2012年。「新設重賞」という立場であり、翌年は「重賞」であるが(指定)である事には変わりなく[地]にのみ付与する優先出走権を持っていた。
3歳春季に従前より存在したのが当該「クイーンカップ」だが、これを共に戦った戦歴は以下の4頭。それは、ダイワソフィー、セレナビアンカ、スマートプラネット、シングウィズジョイという馬名の記憶も薄弱な4頭だが、これらの2重賞の連対実績は無い。強いて挙げるならスマートプラネットが国際グレード化した「第3回アルメミスS」の*1着同枠馬であった程度でクラシック戦線ではFR*2着同枠だけで、現物での本戦参加は皆無。昨年の、これを「仕込」と見るならば、今年のメジャーエンブレムの参戦にも合点が行くのかもしれない。両者は「アルテミスS」*1着同枠馬を共有するが「阪神JF」での足跡が全く異なるし、片方には完全なる「新潟代替戦歴」を持つ。これを無理矢理ロジックに詰め込めれば、メジャーエンブレム只貰いの「3歳増量勝歴」の起用性は、簡単に説明がつくのだが...競馬番組が自身を仕切り直す必要があるのか無いのかには全く興味は無いが「共同通信杯」からの決め事を検索したいと思う。
資格賞金ベースで、10倍を超える格差社会での出来事は平均値を採っても5倍すら切らない。さて、そのメジャーエンブレムと同枠配置となったナックビーナスというダート馬実績のみで出走する戦歴はヨコテンのお手馬というだけで、G1馬と同じ立場で重くなった府中マイルを逃げ切るチャンスはあるのか?