ジュニアカップ~(火)単独開催 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 別にどの時期に編成されても、2歳オープンであっても違和感の無い競走名である「ジュニアカップ」だが芝2000M戦の歴史をサニーブライアン(1997)とセイウンスカイ(1998)の2頭2冠馬の併せ技で「3冠」を完成させて幕を引き、1999年から「朝日杯3歳S」と同場同距離戦を2013年まで継続して来た。だから、最初の起用馬は「朝日杯」とは全く関わりを持たない3歳デビュー馬(外)グラスグラード。その後の数頭にも同じような戦歴共有があった。
 そして、当該番組が初めて「朝日杯」の受容戦として機能したのは、現在と同じ「金杯」施行日へ前倒しされた代替戻り開催の2004年の事で既に「FS」に衣替済。その後の起用馬にはスプリンターの(外)キンシャサノキセキや後の中央を勝たないダート馬王スマートファルコンの名が並ぶ。
 直近の(火)開催の起用馬はハンソデバンドで勢いのまま次走の「共同通信杯」を連勝したが、その後の戦歴は「共同通信杯」で起用された面影の欠片も無い記録であった。「共同通信杯」は時に2着敗退馬の方が機能するが、その年も同じであった。
 それに今年の(火)開催も倣うのか?昨年は「2着馬機能」というよりも「連対馬」が機能した年だけに、そして「(祝)東スポ杯」の1着馬と2着馬が明確に分断された結果となったから可能性は残されている。
 ブラックスピネルの次走が読めないので微妙だが、これが「京成杯」と想定した仮説の下、当該「ジュニアカップ」の予想を行いたい。その仮説でのキーホースはアーバンキッドになる。次点はネバーリグレット。共にノーザンファーム生産馬の美浦所属馬である。