舞浜特別~平場から特別に戻った復活性再生戦~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「舞浜特別」は関東限定と言わず全国的に「TDL」関連の認識が成立しているかもしれないが、関西では、この番組が、別に阪神競馬で、「六甲S」の前座を同じ競走名のままで務めても何ら違和感は起こらないだろう。
 当番組は昨年同時期の「4回中山」には存在しなかった。厳密に言うと競走名を持たない平場戦に化けて施行はされていた訳だが、結果として幕引となった2013年に距離変更と資格変更を稼動している。今年、再生と見るのは、その時と同カテで施行されるからである。
 基本的に(混)以外の牝馬限定戦は、これまでの戦歴で牝馬限定戦に実績を残した個性を中心に狙うのが当研のセオリーになるが、時に、牝馬限定戦に一刻も無い戦歴が採用される事もあるし、牡馬混合を惜敗した戦歴の方が集票力が高いケースも多い。
 一般的に、この番組が昨年、無施行だった事や、平場が代替した事など一般の競馬ファンは気にしないし、専門紙に掲載される事も無いが、同場同距離戦経験馬という形で、目に触れる事もあるだろう。再生戦なので、キーホースは無いが、気になる存在として、人気は無いだろうが4枠08番ファインスカイを挙げておく。この時期のこのクラスは3歳馬が集票力も強力で、実力もそれに見合った演出が毎年為されている事は十分承知。そんな人気馬であるモルジアナは、昨年の同じ日に牝馬限定の同場同距離の未勝利戦を勝ち上がったキャラクタで個人的には信頼度は高くなる。