過去記事を見ると「師走競馬」と共に「何でもアリマモード」を意識している事が伺える。されど、当該「ステイヤーズS」については内容の発信先での理解度は別に何らかの文字を過去3年は綴っているので、それを再掲してみた。ただ、それだけである。まぁ、時に読み返してモチベアップを図るのもルーチンであるが、手抜きと言えば手抜きであるし、時間稼ぎと言えばその通りである。
「スポニチ賞第48回ステイヤーズS(2014年)」
「スポニチ賞第48回ステイヤーズS(2014年)」
さて、師走競馬が稼動し、本格的に「何でも有馬モード」に入り、トウシロの葬式馬券を含む冠婚葬祭ネタが乱舞し喧騒となる訳だが、代替開催を許さない「5回中山競馬」、いや今年は、新潟代替を利用して、ここで施行されるのは「4回中山競馬」である。だから、どうだって事は無い。
誰がどう見ても、当該重賞の1着枠配置馬の経路が、「アルゼンチン共和国杯」に支配されている事は理解の範疇で、今年も、クリールカイザーなどの、その類が集票の片翼を務めることになるのだろうし、「第52回AR杯」の1着枠に配置されていたデスペラードは、前年1着馬であり、3年連続馬券対象を狙っているから、当然の話。特別登録馬名に、存在しないキーホースはスーパームーン(牡5)である。
尾張の「金鯱賞」がこの施行週にやって来たのは、2012年で、「スポニチ」と「金」からの連想で、この年の「金鯱賞」の1着馬オーシャンブルーを駆っていたC.ルメールが、翌年正月競馬の「スポニチ賞京都金杯」を単勝1番人気で1着し、今年の「MCS」を制したのは記憶に新しい。
「スポニチ賞第47回ステイヤーズS(2013年)」
既に、「有馬mode」に入っている上に、地方競馬全レース予想を敢行しているので、ここの記事も、SNS内の記事も、放置プレイになっている。というのが実情であるが、有料ブログのようにクレームの嵐が吹くわけでもないので、これまでとおりに自由にやらせて頂くが、スーパーフライデイとなれば、馬柱の1つや2つは掲載しておかなければ。という気持ちにもなるというものだが、しかも、今年の「WSJS」は「JC」から「JCD」との併催に回帰することは先週までは記憶にあったのだが・・・すっかり失念したが年に1度のお楽しみが阪神に帰って来た喜びには変わりない。
今年、開催回数は便宜上【47回】を数える当該「ステイヤーズS」だから、グレードがつかない歴史も併せて「中山芝3600M戦」というカテゴリーを「代替開催」には決して譲らなかったという歴史が刻印されている。
その歴史の中で、2度だけ経験のある3度目の「11月施行戦」の起用性をメジロブライトや(抽)ホットシークレットに求めると、如何しても浮上してしまう帽色もあるが、そんな短絡の期待をよそに、その枠にはマイネルキッツは配当されなかった。
「スポニチ賞第46回ステイヤーズS(2012年)」
昨年までは12月度の第1週に宣言する「別定G2」最終戦であったが今年は、別定基本斤量の1キロ減免を示す最後の番組としての機能を剥奪された。12月競馬となった1971年に「開催取止め」を稼動し、その翌年より、この「師走競馬」の「中山競馬番組」に編成され続けたということは、「有馬記念」や「朝日杯」と同様に「代替開催」を施行しないという至上命令を守り続けた番組ということである(1997年にハンデ戦から別定戦へ)。その点に於いて、「金鯱賞」とは対照的な番組特性を持っている事になるから、「機能剥奪」というよりも「関西」に増設と見る方が有意だろう。前消馬:フミノヤマビコ(田辺裕信)
尾巻・・2012年の「阪神大賞典」関連記事
サラブレッドの競走能力と血統との相関関係を体系化する際に、厳密な意味での統計学的手法が用いられることは、ほとんど皆無である。なぜなら、このロジックに科学的な統計学的手法を持ち込んだ瞬間、それの血の神話は崩落してしまい、「ブラッドスポーツ」と呼ばれ続けた「競馬の世界」が「良血」という付加価値を喪失し、その損失は膨大であるからである。
だから、長距離で施行される番組では、ある程度の割合で「ステイヤー血統」と言われる血筋のキャラクタが、これを勝つことで、その威厳を維持し続けなければならない。だから「阪神大賞典」にはサクラバクシンオー産駒は勝てる自信があっても出走しない。
今年の「阪神大賞典」で圧倒的、単勝1番人気となるオルフェーヴルを代表とするステイゴールド産駒は、これまでの当該重賞には1頭の産駒も出走させて来なかった。
しかし、ここへ来て、その人気に拍車を掛けるような発表がマスコミを賑わせている記事が以下のよなものである。
阪神大賞典(G2、芝3000メートル、18日=阪神)で始動するオルフェーヴル(牡4、池江)の走法を、JRA競走馬総合研究所(栃木・宇都宮市)が分析した。最強馬ディープインパクトを超えるピッチ(1秒あたりの脚の回転数)と、良馬場でも道悪でも高速走行できる特長が明らかになった。とする。
速度を上げるには脚の回転であるピッチを上げてストライドを大きくする必要がある。逆に、馬が速度を緩める時はピッチを落としストライドが大きくなるという。2馬身半差で圧倒した「菊花賞」ではオルフェーヴルが直線で流しているように見えるが、JRA総研運動科学研究室の高橋敏之氏は「もっと流されていたら困るんですが、まだ一生懸命走っていたと思います」と話す。その裏付けとなるのが菊花賞のピッチ数。ゴール前100メートル地点で毎秒2・38回はトップの数字で、05年菊花賞ディープインパクトの2・36回を上回っていた。
それでも、負ける時は負けるし、勝つ時は勝つのが日本の競馬であり、それが「過剰人気」であろうが「過少評価」であろうが関係ない。
まぁ、そんなことより、もっと気になるのは自分の血糖値の方だ。糖尿になると体重が減ることもあると言われて非常に気になっている(笑)。孤独死、それも1つの人生の幕引きではある。
しかし、我々「競馬番組論者」らはオルフェーヴルが「産経大阪杯」でなく「阪神大賞典」なのかを考える事が重要である事は言うまでもない。
そして、これをミホノブルボンの再来と言うことで「菊花賞」を片付けてしまったロジックは、如何にナリタブライアンに擦りつければ合理的かに悩むことになるが、今年の「阪神大賞典」は私が17年前に淀で、目の当たりにし、今でも「元返し」と言えば語り草となる「震災代替」ではない。当然だが、私は、ハギノリアルキングの単勝を握り締めてながらゴール前、唖然としてたのを記憶している。そして、翌年の仁川では、マヤノトップガンの単勝札を握り締めていた..笑)