新潟日報賞 ~昨年、直前除外となった3歳馬~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

  前にも書いたかもしれないが「新潟日報賞」と言うと、たった5年間の短期施行であったのに、「新潟直千」のイメージが強いが、そこから、幾度かの距離変更を経て、現在は、芝1400M戦という中途半端な距離でのハンデ戦として3年目を迎える。
 昨年は、馬場入場後に単勝3番人気の3歳馬マジックタイムが放馬→馬体検査の末、競走除外となり、レース後、単勝1番人気馬カオスモスの岩田康誠が危険騎乗をしたが2着馬にハナ差及ばずの3着(降着なし/翌週の騎乗停止)に甘んじた為に、堀宣行厩舎の連覇となった。
 単勝3番人気がいなくなったのに、1、2番人気馬が3、4着というハンデ戦的決
着は、逃げた3番人気馬ジョーオリオンを13着に追い落とした。
 この時期の条件戦は意味無く3歳馬が上位人気となるが準オープン以上のステージでは通用しない事も多いと、データ派でも知るべきである。去年は、その時点、そのステージでの3歳馬の勝利は唯一で、今年と同じ状況である。去年の1勝が、直
前の「越後S1600」でのエーシンゴーシャス(牝3)の単勝1番人気1着であった。今年の1勝は、「マレーシアカップ1600」のリアファルが唯一となる。
 今年も、唯一となる3歳馬は2枠04番ダノンシーザーでデムーロ全部買う会が
あるかないかは知らないが、連勝大好きな競馬ファンによって混戦の人気上位馬となるのだろう。昇級初戦馬のハンデ戦での1着起用については、またの機会に説明するが、それが「能検」なのか「救済」なのかに依存するのは必然である。
 キーホースは、堀宣行厩舎所属のTH馬715インプロヴァイズ(牡5/57.5)にしておく。去年は、色々あった後に、牝馬配置枠だけで、馬券構成されたが、今年も、そうなるだろう。などと尤もらしい事を言っても、牝馬非配置枠は3歳馬配置枠の2枠と5枠のみであるw