この番組が「春季」から「夏季」に移動したのは2012年であるが、その年は、「第61回安田記念」施行日の最終編成で[JRAプレミアム]を単発して、順当にストローハットを1着起用。これが、名立たる交流重賞勝歴馬や竜王らを差し置いて単勝1番人気に推挙されたのは、芝から転向した前走の戦い振りから所謂「底を見せていない」という大衆の興味をそそったのだろう。同馬の戦歴表は、今年の「第27回根岸S」を競走中止になって抹消されるまで賞金が書き換えられることは無かった、一部で言われる一過性.。
その翌年からは、夏季「3回東京競馬」の6日目のメインを張って(外)ベストウォーリア、レッドアルヴィスの2頭の単勝3番人気馬を1着、それらの最新戦歴は、共に今年5月の加算歴。現役バリバリである。前者に至っては、G1増量権馬に昇華しし、後者も時間の問題。つまり、「春」であろうが「夏」であろうが、出世レースも面目は保持しているということか?
しかし、3歳戦の春と夏では、皐月賞と菊花賞ほど異なることは番組研究をしている方にとっては当然の話で、そもそも、2011年までは競馬番組編成表の上段に位置づけされていたものが、2012年からは、下段に移され、2013年からは現行の形式になった。その象徴として古馬混合条件戦を経路したレッドアルヴィスの1着。今年は、連闘馬も中1週参戦馬も存在しない。
「宝塚記念」に向けて、的中者なしのキャリーオーバーは、この馬が決める!?