(再掲) (国際)賞金別定重賞の不完全性 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

同種の質問へのコメレスなので、過去記事再掲で手抜きご容赦ください。記事は当時のまま現行規定との対比は行っていません。

 ご質問に、公開応答しますが、その前に1つ質問者の方に念を押しておきますが、現在の日本中央競馬会主催の「G2競走」には「賞金別定戦」は存在しません。ですから、当然ですが、「超過額5000万円超毎1K増」などという増量規定も存在しませんから、これに関わるご質問には応答しません。 当研が、以前より何度となく触れているように、賞金別定戦が(国際)競走として施行される事自体に無理がある訳で、そういう競馬番組は、不完全な規定(日本馬、外国馬の2本立の斤量規定)の下で施行されている事を十分理解されることをオススメします。  重賞競走が総て(国際)化を完了した日本中央競馬会の主催する競馬番組にはなぜ未だに不完全な「賞金別定重賞」が存在するのでしょうか?  「グレード別定重賞」と「賞金別定重賞」の根本的施行原理の違いは周辺法規の変化によって経年変化している訳ですが、その辺りの変遷をじっくりと研究する事は時間の無駄にはならないと思います。 【夏季競馬番組】 エプソムカップ 函館SS クイーンS キーンランドカップ アイビスSD 関屋記念 【秋季競馬番組】朝日チャレンジカップ 鳴尾記念 【春季競馬番組】東京新聞杯福島牝馬S 京都牝馬S  KLCが所持する賞金別定規定が他と異なる理由は、夕刊フジ賞オーシャンSとの比較で考察すると理解しやすいと思います。そうすれば、なぜ「夏季競馬番組」に編成されているのか?という疑問も解決するでしょうし「福島牝馬S」のポジションも解ります。  その他の「対角揃目」や「並行揃目」だとかのお話は、言訳の為に生まれた概念であって、真正なオペレーションとは全く関係ない分野ですので、お応えしません。 (2011-09-12 22:19:02)