「エルコンドルパサーM」を同馬の主戦の蛯名正義が勝って、4年連続の「6枠」が実現した。ゴールスキーが3キロ増量で3着した点から、副題型で無くても、「ペルセウスS」の起用性を色濃く継承する事が目的であったと言える。
だが連対構成は、想定通りに「MCS南部杯」が人気通りにワイドバッハの前2走である「エニフS」「プロキオンS」の1着馬同士で決着する事に有意性が見える。
2014年◆顕彰馬選定記念エルコンドルパサーメモリアル
本競走は、中央競馬の発展に多大な貢献があったとして、エルコンドルパサー号が本年顕彰馬に選定されたことを記念して施行される。
エルコンドルパサー号は、平成10年の第3回NHKマイルカップを無敗のまま制すると、同年の第18回ジャパンカップでも勝利を収めた。翌年には長期の欧州遠征を敢行し、サンクルー大賞、フォワ賞と連勝。その後の凱旋門賞では半馬身差の2着に敗れたが、これらの成績が評価され、11年のJRA賞年度代表馬に選定された。

6枠の3年連続1着枠は、然程、気にならないが、その枠に「大スポ杯1着馬」が配置される。という囮のようなワザとらしさは、逆に気になる。◎407(外)タールタンと○612ワイドバッハは、○の方が馬齢が下なので、結果として逆転の可能性は含むから、4年連続の「6枠1着枠」も無きしも有らずの様相。◎○は要するに「欅S」の再現になるが、それも、当該番組では、あまり意味は無い。「記念」を重視するのか「祝日」を重視するのかで、選定は大きく変化するから、それを重視するのは、手を拡げてしまう因となるから軽視。要するに準オープンとオープンを共に加算している事が重要で、(旧型)オープン特別が(国際)であれば、尚良好である。想定はヒモ穴狙いで「大スポ杯」のホクセツキングオーにもダンゴは届く。(外)タールタンにもワイドバッハにも(祝)加算歴があるし、前者には、中止代替の火曜開催(銀蹄S)の加算まであるから、一部では「タブー馬」だとか「ゴミ収集馬」だとか形容されているかと想像すると笑えるが、他にもタブー馬満載で、産業廃棄物ばかり集めた番組構成を仕分けるのは骨が折れることだろう。主催者は、そんな事よりも「同日開催」とした「MCS南部杯」との関係性を重視しているのだから...「オアシスS」や「山科S」の施行背景と起用性の方を精査する方が重要なのは言うまでも無い。






