「紫」は、「青」と「赤」ではなく、「黒」と「青」によって・・・などと「色別議論」を展開しようとは思わないので、サインのステージで行ってほしい。日本中央競馬会が施行する番組編成に存する競走名に「紫」という文字をいただく対象としては最高位となるのが、秋華賞新設時ではなく2000年に新設された「紫苑S」であるが、その際に1着起用された(父)メジロマリーは、発行された優先出走権を破棄して、2年以上の休養を余儀なくされたことも、2着のジェミードレスの鞍上が岡部幸雄であるほど古い話となってしまった。
それまでは、地名に依存する西エリアの「筑紫」「紫川」や「紫野」という3つの下級条件特別が継続的に担っていた訳だが、関東には、地名に依存しない「むらさき賞」が、「東京優駿」施行日に必ず併催され続けて現在に至る。昨年は「皇帝ルドルフ」の名を冠して施行されエキストラエンドを1着起用した。
だから、どうだってハナシではないし、当該「紫苑ステークス」が昨年、そのルドルフの仔「トウカイテイオー追悼」を付されて施行された事を関連づけて、論ずるつもりもない。
さらに、スピンオフさせて、その「ルドルフ」と「紫」を共有2番組が、共に「単勝6番人気馬」を1着起用することで、有機的に結合したなどと強調する必要性も感じない。
今年、初めての18頭立戦を施行する点についても、別段、この時期の「中山芝2000m」の出走可能頭数が「新潟代替」によって、増員された訳ではないことは、今更言うまでもないが、それは、除外馬発生前の「第34回小倉2歳S」と同じ状況である。