(公開期間限定)
平成25年度競馬番組の仕上げを受け持つ「春季競馬番組」の中で、「春天」「Vマイル」に参戦する明け4歳馬群を前年覇者である現5歳馬フェノーメノ、ヴィルシーナらが防衛に成功し、「フェブラリーS」と「宮記念」だけを戴冠した現4歳世代。これだけの一面だけを見ると、前年1着馬に不出走性にキーポイントを置きたくなるから「宝塚記念はゴールドシップでキマリ!」と決めつけたい心理も解るが、果たしてそうだろうか?
「夏季」に所属する「安田記念」は前年「秋天馬」ジャスタウェイを起用しワールドランキングとやらを否定する事は無かったが、これにより「現5歳世代による寡占」が起こったことになる。
「春天」の受容戦である「安田記念」が同一世代を1着起用した直近は、あの「春天」同一世代3連覇のリセット戦を担当したジャガーメイル(牡6/春天)と、ショウワモダン(牡6/安田記念)という特異な2010年だが、その年の「Vマイル」は明け4歳のブエナビスタが遠征後初戦であったが単勝1番人気に応じた。(中略)
この年、まだ春季所属であった「第27回エプソムカップ」は最優秀2歳牡馬セイウンワンダー(牡4)を1枠で1着起用したから、枠出目的には、今年と共有しているが決着構造は全く異質なものと言える。
「マーメイドS」は、所謂、「代枠戦」つまり、上位人気馬の同枠の低位人気馬が起用されるという想定にはなったが、その構造は、それを否定する1996年創設の当該重賞が初めて吐き出す「純粋揃目」決着と相成ったから、2010年のセラフォックロンプとコスモバルバラは、ある意味、外形は、共有なのかもしれんが、単勝1番人気1着馬が1000万条件馬で1着起用されるという事案と、それが揃目で決着した事実の解釈のキモは、3着にフーラブライド(牝6/56.0)が残った点が有しそうである。
この手の、世代に対する利益誘導解読が、通常の出走馬決定方法ではない二重構造G1である「宝塚記念」に通用するかしないかは、自身が1番良く理解しているつもりなので、本日の地方競馬予想を済ませたら「ヅカモード」に切り替えてルーチンを開始する予定。